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真夏のピークが去った

この夏、私たち親子は毎週のように川へ遊びに行った。


成長がゆっくりな娘は、3歳半にして未だ自分の足で歩くことをもったいぶっている。
公園に連れて行ったところで、アスレチックで遊ぶことはできないし、遊園地に連れて行ったところで、乗れる乗り物は限られている。遊びの幅がなかなか広がらないのだ。

そんな娘でも、全力で楽しむことができるのが水遊びだ。中でも、川は娘にとっても私にとっても最高の遊び場である。


川はいい。


海辺のように風も強くなければ、
ベタベタになることも砂まみれになることもない。
大抵の場合は木陰があるので直射日光に長時間さらされることもないうえに、
ビキニを着た若い女子たちを見て自分に萎える必要もない。
プールのようにお金は取られないし、
オムツが取れているかどうかによって制限をされることもない。

思う存分水遊びを楽しんだあと
疲れて眠りにつく娘を見て思う。

できることは少ない。
川で遊ぶといっても、浅瀬に座って水をバシャバシャと跳ね上げて遊ぶだけだ。
でも、それで十分なのだ。
できないことや、なかなかできるようにならないことを悲観するのはいつも大人だ。

「娘が楽しそうに笑っている」
目の前にその事実さえあれば、なんだっていいのだ。

#夏の1コマ

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