コロナ日誌2

10日の療養期間がそろそろ終わろうとしているが、前半戦と異なり後半戦はびっくりする程元気でワインがうまい。だいたい最初の3日は「辛い。普通の風邪とは明らかに違って不気味」だったのが、次の3日で「まあ普通の風邪くらい。家事育児全て旦那に任せられるこの生活悪くない」となり、最後の3日は「自宅軟禁イェーイ!!!」となり、残り1日は「ああこの日々ももう終わりか・・」と夏の終わりに感じる寂しさが募る。そう、これはもはや夏休みだ。

思えば子どもを産んでから一度も子どもの世話をしなかった日がない。自分の時間を意識的に設けるようにはしているが、それでも午後5時には保育園に子どもを迎えに行き、後は寝るまでひたすら子どもの世話だ。それがこの10日間全く家事育児をせず、存分に読書や映画観賞、音楽鑑賞、たまっていた書類やデータの整理、じっくり考える仕事に充てられた。運動不足はコアリズムを引っ張り出して解消し、無駄に冷蔵庫に行かないし子どもの残り物を口にしないから産前レベルに痩せることが出来た。入らなくなったパンツやスカートがすぽすぽ履けてこの上なくニンマリしている。

これもしかして最高じゃね?
そもそも子育てってやっぱり太るし自分の時間取れないし相当ハードなんじゃね?この間全てを担ってくれた旦那には頭が上がらない。

ただ、こうした思いが出来るのは軽症の部類だったからというのは言うまでもない。症状の実態としては、最初の3日は鼻水が永遠と止まらず、その影響で味覚や嗅覚、聴覚、視覚がバグり軽くショックを受けていた。ただそれでもここぞとばかりに映画やドラマを立て続けに観る元気はあった。次の3日は鼻水は出るものの止まらないという状態にはならず、鼻を完膚なきまでにかめば味覚と聴覚が戻るという状態にはなった。この頃はひたすら三国志を読んでは諸葛亮孔明と司馬懿に思いをはせた。次の3日は鼻水が徐々に止まってきた感があり、薬を飲まなくなった。この時にはひたすら普段やりたくて出来なかった仕事の資料やデータなどの整理を行い、仕事も徐々に始めた。丁度この頃都から連絡があり(前回のペッパー以下の人よりまともだった)、療養後の行動について説明を受けた。色々疑問点を投げたがまとめると「療養の10日が過ぎた段階で咳が出ようと鼻水が出ようと熱があろうと外に出て良いしPCRは受ける必要ないしPCR受けて陽性でも別に普段通りの生活をしていい」ということだった。え、まじで?これには若干ひくし、それって結局ウイルスばらまいているんじゃないかと思うのだが、都はもうそれでオッケーということにしてしまったらしい。さすがにPCRは受けに行くし症状があれば休むつもりでいるが、この都の指針ってどうなのか。

これが重症者だと話が違うし、感染せずに済むなら感染しない方が良いに決まっている。ただ、感染してしまったものはもう仕方ないんだから可能な範囲でこの状況を楽しむしかないと腹をくくったら想定の4倍位は充実していたので、これもまた経験哉と思いまた社会復帰に向け気持ちを作っている段階。コロナ療養が夏休み以上に充実しているなんて日本の労働環境、子育て環境は非常におかしいと思うんですがね。




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