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女子サッカー界への巨額投資、本格的なプロ化が一気に加速、女性がもつエネルギー

2019年フランスでW杯が開催されるということもあり、女子サッカー界は大きく変化しようとしています。前回大会の2015年には見られなかった動きが世界的に起こっていて、つい最近では、イングランドサッカーリーグに年間14億円超の投資が行われるという報道がありました。


さらに、イタリア女子リーグのユベントスは、先日行われた試合で4万人の集客に成功し、新たな歴史を刻みました。


スペイン女子リーグにおいても、先日、アトレティコのホームで行われたアトレティコvsバルセロナの試合に6万人の観客がスタジアムに足を運びました。


ただ、毎試合これだけの集客ができる段階には達していませんが、1試合にこれだけの人を集めるだけのマーケティングとプロモーション力があるのは確かだと思います。

何よりも根本的にサッカーが文化として根付いている国であるということが大きく影響しているとは思いますが、アメリカでもこれだけの集客を作り出すのは簡単ではありません。

先週末、NWSL(米国女子サッカーリーグ)で1番の集客力を誇るポートランドとフレンドリーマッチがありましたが、プレシーズンの試合にも関わらず、3500人弱のファンがスタジアムに集まりました。


普段の公式戦だと平均2万人弱の集客力があるポートランド。アメリカ代表でも主力で活躍するトビン・ヒースや、リンジー・ホーランなどが所属してはいるものの、そういったコンテンツ(選手)頼みではなく、クラブとしての取り組みが裏にあるからだと感じています(実際に何をしているかは未調査ですが)。

クラブとしてもリーグとしても、コンテンツ(選手)頼みではない集客の取り組みは、ビジネスとして成立させるためにも必須。これは、どのスポーツ・分野においても一番大きな課題だと思います。

多くの人に認知してもらう段階から、興行としてのビジネスに移行する時期にさしかかっている女子サッカー。

個人の技術的な部分であったり、その選手が持つパーソナリティであったり、組織としてのパフォーマンスはより高度なものが求められるでしょう。ただ、女子の場合はビジュアル的な要素もファン獲得には大きく影響してきます。


個人で独自のスタイルを確立し、それをSNSで発信することは現代においては大事なブランディング・マーケティングの要素となり、それがキャリアを構築して行く上では欠かせないキーファクターにもなりつつあります。

10年前と比べたら、インターネットの普及により「見られる機会」が圧倒的に増えた現代。自分が今いる市場を認識しやすくなり、どのようなキャリアを構築して行くのかという「選択肢の幅」も大きく広がり、男子とは全く別世界の「女子サッカー」という一つの市場が出来上がりつつあるように感じます。

さらに、NIKEにおいては前回のW杯から女子にチカラを入れ始め、今年は各国がW杯で着用するユニフォームの発表を、フランス・パリで開催しました。


世界的にどの分野でも女性の動きが高まっているなかで、こうしたNIKEの取り組みは世界中に大きなインパクトを与えています。


女性は共感力が高く、男性以上に感情的な生き物。

そのエネルギーはときに本能をさらけ出すことを可能にし、限界を超え、人々に生きるエネルギーを与えてくれる。

そのチカラを遺憾無く発揮している姿には、心を撃たれる。

世界で活躍する女性アスリートや異なる分野の人たちを見て、同じ女性として単純に「かっこいい」と感じますし、何よりも私自身がどんどん自分の殻を破って、世界に向けて自分のもつエネルギーを発信したい、多くの人のチカラになっていきたい気持ちにさせてくれます。

今まで社会におけるほとんどの仕事は男性が担ってきた歴史があって、その流れが大きく変化し、女性の社会進出によって発展を遂げることのできた企業や業界は少なくないと思います。


女子サッカー界がこれから先、価値ある社会的役割を担っていくかどうかは、それに関わっている人次第だと正直思います。私がこの15年間女子サッカーという世界で見てきたものは、もしかしたら未来において大きな転換期になっているのかもしれません。




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みんなが協力しあって生きていける社会へ。愛と共感力で、豊かな世界を創っていきたい。サッカーが私にもたらしてくれた恩恵を、今度は世界に還元していきたい。

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永里優季、33歳。アメリカでサッカーボール蹴ってます。身体活動を通して、自分の内面にある感覚を思考する。意識はどこに向かっているのか。感じていることを文字にしていきます。

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