見出し画像

アジアカップ2022 タイに7−0で勝利しW杯出場権獲得〜連携面の改善、林穂之香の成長〜

アジアカップ準々決勝、日本はタイに7−0で勝利しW杯出場権を獲得しました。正直7点も得点できたことは予想外でしたが、いくつか形になっていた場面があったので、チームとしての共通意識を監督が持たせたのか、あるいは選手から生まれたものなのかはわかりませんが、その点については前の試合では見られなかったパターンでした。

攻め込まれる時間帯や相手にきつくプレッシャーをかけられるシーンがほとんどなかったので、前の試合で見られた課題の改善の検証は難しいですが、それでも体格の良いタイ選手相手に空中線や浮き球のルーズボールの競り合いでは負けてしまう場面も目立ちました。

では試合を振り返っていきたいと思います。まず、この試合から岩渕が復帰。スタメンも前の試合から少し変わりました。

画像1


前半3分で田中が負傷し、プレー続行が不可能となり菅澤が投入されました。立ち上がりからここのスペースを狙う意識が見られ、相手SBを上手くつりだしてタイミング良く使えていたと思います。

無題 - 2022年1月31日 12.21.44

クロスを上げられないとき、相手と対峙したときの突破力やクロスの精度、このエリアでボールを受けた選手に対する周りの選手の関わり方はまだまだ改善の余地があると思いますが、少なくとも共通認識としてここのエリアに対する狙いはあったように見て取れました。


前回の記事でセットプレーに関することを書きましたが、前半コーナーキックが10本あって0点というのは課題として取り組むべきところではあるのかなと思いました。コンスタントに精度の高いボールが蹴れていなかったので、安定性のあるキックがキッカーにはもっと必要だと感じました。


【得点】
前半
①宮澤↪︎菅澤
②岩渕↪︎宮澤

後半
③宮澤↪︎菅澤↪︎隅田
④菅澤PK
⑤菅澤↪︎植木
⑥猶本↪︎菅澤
⑦菅澤


岩渕PK失敗の要因をチームとして捉えられるか


ここから先は

3,124字 / 7画像

¥ 200

みんなが協力しあって生きていける社会へ。愛と共感力で、豊かな世界を創っていきたい。サッカーが私にもたらしてくれた恩恵を、今度は世界に還元していきたいです。