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結果が出てないときのマインド


先日のアイスホッケー選手たちとのオンライン講義の中で、こんな質問がありました。

「試合に出させてもらっていて、チーム・コーチからの自分への期待が高いのに結果が出せない。結果が出ていない時にどうしたらいいか」


試合に出させてもらっているのに「ゴールが決められないと」激しく思い悩んでいた自分の若かりし頃を思い出しました。高校生の時はゴールが決められないと涙を流す日もあったり。今振り返って見ても思うのは、子どもだったな・・・


そんな話はさておき、ポジションによって「結果」に対する捉え方というのは大きく異なると思いますし、特にFWの選手というのは結果=ゴールという考え方の割合が高いですし、MFになるとアシスト、ゴールといったように攻撃的なポジションの選手はより目に見える「個人の結果」に重きを置くようになります。


ただ、ゴールやアシストといったわかりやすい結果以外にも、最近では様々なことが数値化されています。例えば、タックル勝率、クロス成功率、パス成功率、1vs1勝率、などなど。こういった数値が「チームの勝敗」にどれだけ関与しているかは数値だけでは測れない部分ではありますが、これらの成功率が高いからといって必ずしも勝利するとは限らないのがサッカーです。


ゴールやアシストはチームの勝利という結果にシンプルに直結している部分でもあり、攻撃的な選手にとっては簡単に目標を設定しやすいポイントでもあります。そして、そこに対する責任感を強くもっていると結果が出ていないことに対する不安やフラストレーションというのは溜まりやすくなるかと思います。


ここでは、質問者の方の状況を前提条件とし「結果=個人のゴール・アシストという結果+チームの勝利」という定義で書いていきたいと思います。


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他者評価(数字)と自己評価、前提条件の違いを認識する


私がまず彼女に伝えたのは、「結果」を自分自身がどう捉えるかという部分でした。結果というのは「数字」であって、他者評価の一部です。そして、「結果が出ていない」と捉えるには「時間的尺」というのが関与してきます。

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みんなが協力しあって生きていける社会へ。愛と共感力で、豊かな世界を創っていきたい。サッカーが私にもたらしてくれた恩恵を、今度は世界に還元していきたいです。