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大人になったと感じたとき

子どもを産んで初めて「大人になったな」と思えるようになりました。

成人式のときも、働き始めたときも、一人暮らしを始めたときも、自分のことを「大人」だと感じたことがありませんでした。

成人式なんてまだ全然学生だったし、働き始めてお金を稼げるようになってもそれは全て自分のためのお金だし、一人暮らしで家事をするようになっても、それも結局自分のため。

子どもが産まれて初めて、自分以外の誰かのために行動している気がする。

結婚しても相手(夫)はもちろん自分のことは自分でできるし、子どもができなかったらわたしはずーっと子どものままだったかもしれない。
もちろん、あくまでもわたしの話です。
子どもがいなくても大人になっていく人はたくさんいるし……というか、32歳の今になって大人を実感するわたしが遅すぎるのでは。

つまり、子どもが産まれて、自分が親にされてきたことを子どもにしてあげることで、「わたしって大人やん!」と思ったわけです。

自分にとって一番身近な大人は親だったから。

子どもにご飯を食べさせ、お風呂に入れ、病気になったら病院に連れて行き、養育費のことを考え、それと同時に自分の老後のお金のことも考えるようになり、ああ、わたしって大人になったんだなと。
わたしにとっての大人って、自分の親だったんだなぁ。

これからもっともっと大人になるんだろう。
親にされたことをわたしも子どもにしていくわけだから。

32歳にして、ようやく自分が大人だということに気がつきました。
時間がかかるものなんだね。

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