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それは一体なんだろうか

オーストラリアに来て、まだ5日。
もう5日も経ったのかという気持ちと、案外ゆっくり進んでいるこの感じは、街のせいなのか、少し不思議な気持ちになっている。

昨日からずっと気になっていることがある。
それは、アルバイトという職業についてだ。

メルボルンに到着して、入国審査を受けた私。
入国審査では、自分についての情報やオーストラリアでの滞在先の情報、持ち込む荷物の情報など細かく書かないといけない。

自分についての情報、ここでネックだったのが私の職業について。
私はアルバイトだ。だから、そのままPART-TIME JOBと記載した。

しかし、審査官の人に(めっちゃ怖い顔で)、NON!これではいけない、どんな種類のパートタイムジョブをしているのかと聞かれる私。
カフェで働いていると言ったところ、パートタイムジョブは二重線で消され、なんとBaristaと書かれたのだ。
彼はなぜか笑顔になって、エンジョイオーストラリアライフ〜そう手を振って私を送り届けてくれた。

パートタイムジョブという概念があまりないということにまず気づいた私。
ここでは雇用形態よりも、何をしているかということが重要なのだろうか。

翌日そんな話を友人にしたところ、それはオーストラリアでは普通だよ、そう言われた。

アルバイトという括りじゃなくて、その仕事の種類としての括りがある。

建築家など簡単に名乗ることのできない職業も多くあるけれど。

接客業のアルバイトだったら、ホスピタリティーに関わる仕事なんて風に言われるようだ。

なぜアルバイト、フリーター、ニートなどの括りがあるのか、そこにはある種日本ならではの理由や、社会のシステムが大きく関係しているのだろうと少し面白くなった私であった。まあそこまで詳しくないから、専門的なことは言えないけれども。

しかし、「ホスピタリティの仕事をしている」
間違いなくこれは、自然と今の自分に自信を持つことのできる言葉だった。

今の私は、とても "I am" を意識させられている気がする。

私たちの職業、一体なんだろう。

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