見出し画像

懐かしい「台州雑品の旅」①

中国に雑品が行かなくなってずいぶん経ったような気がします。
2000年に初めて中国に渡り、色々な物を見させていただいた。

特に「雑品解体現場」を中心に見てきて、「プラリサイクル」なども
中国で覚えたと言ってもいい。

毎年のように中国に行き、街が「スクラップマネー」で潤っていくのも
目の当たりにしてきた。

大昔の写真、記録媒体などはどこかに消えてなくなったが、6年前に台州の
巨大解体会社や港などを撮った写真が300枚ほど見つかりました。

今回から8回に分けて写真を掲載していきます。

1回目は「台州の港」です。


どうですか?
懐かしく感じる方も多いと思います。

ここで陸揚げされた「雑品」は、写真のようなダンプにドカッと積まれて、
工業団地内の各社に運ばれます。

中国流に荒っぽく積みますので、途中で荷物が落ちたりする。
工業団地内の至る所に「バイク」が待機したり、動き回っている。

そう彼らはこの「落とし物」を狙っているのだ。
つまり雑品の港からの搬出がある日の「仕事」なのです。

暗黙の了解があり、「落とした物は、拾った人のものになる」という。
だからバイクで拾った人は、そのまま団地内の解体会社に持ち込んで
「買ってもらう」。
まあ道路は綺麗に維持できるので、これはこれで面白いシステムです。

銅が多く付いていれば、割といい値段で売れるし、持って帰ってばらす人もいます。このエリアの人達は、皆一様になれています。

中規模(それでも1万坪はある)スクラップ解体会社に行ったら、
「ドーベルマン」3頭がいた。
夜は必ずヤード内に放しておくそうです。
※寄るな危険!!です。

次回は「台州の解体工場の中」の写真をお届します。

スクラップマスター南

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?