#太陽光パネルリサイクル⑤
前回は処理方法を4つ紹介しました。
今回は僕の勝手な意見で長所・短所をお話しします。
①ブラスト方式
ガラスを除去することに特化。
非常に綺麗にガラスが取れます。
EVAとの接着面だけに薄いガラス被膜が残るだけ。
問題はガラスの処理方法で、もう少し手を加えないとリサイクルは難しい。
但し、パネルが歪んでいようが、ガラスが割れていようが、両面ガラスだろうが処理できる。(手動・自動がある)
※シートは加工して精錬向け。
②破砕方式
こちらは物理的に砕いて取っていきます。
当然「刃」の摩耗が気になります。
取れたガラスの処理に関しては①と同様ですが、中にはガラス自体を
責任もってリサイクルするメーカーもあります。
それが非常にメリットがある。
但し、シートには取り残したガラスが割とついています。
※シートは加工すれば精錬に向けることは可能。
③剥離方式
剥離したものはそのままで精錬に向きます。
取れたガラスは売却できると思いますが、綺麗にシートなどのEVAなども
取れていないと売却は難しいと思われます。
また歪んでいたりするものは中々難しいのでは?
※面白い発想の機械だと思います。
④加熱分離方式
ホットナイフで綺麗に分離できます。
ただし、そのままの状態の物でないと難しい。
取れたガラスは売却可能ですが、③と同様にEVAなどが綺麗に取れていないと売却は難しい。
※非常に斬新な発想の機械です。
上記の①~④の大体の仕様は以上です。
あとは機械本体の大きさ、価格が問題になります。
ほとんどの導入企業は「各種助成金」を使っております。
これはあくまで各社が行うものですので、ご自身でお調べください。
また5月には「環境展」があります。
多分皆さん行くと思いますが。
また今回の記事で色々なご意見も頂いています。
・中々上手くいかないと思います。最低ロットでも300㎏は必要とのこと。
・3年ほど前にサンプルを分析かけたけど「銀」は出なかった。
来た意見を載せました。
環境展で色々質問されるのが宜しいかと。
では今回はここまで。
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