僕はこの瞬間が好きで十数年もアイドルを好きでいるのかもしれない~乃木坂46 真夏の全国ツアー2023 東京公演@明治神宮野球場 Day1~
『One choice』のフォーメーション発表について書いてから約5ヶ月が経ってしまいました(笑)
義務的に何かを書くぐらいなら、無理して書かないスタンスがちょうどいい気がしています。
この5ヶ月の間にもライブがあったり、舞台があったり、新曲が出たりと色々とトピックスはあったのですが
今回は、久しぶりに今の感情をどこかに残しておきたいと思った乃木坂46の神宮ライブ初日についての雑感と個人的に印象的だったシーンについて書いていこうと思います。
残念ながら有給休暇を勝ち取れず、会場近くに着いた頃には『ハウス!』が聴こえてきたし
ようやく中に入った頃には『空扉』が終わるころでした。
序盤数曲は見られていません…無念…
・1期生、2期生のいない初めての夏
今年の2月に真夏さんが、5月に飛鳥ちゃんが卒業して乃木坂46の歴史を全て知る人がいない初めての夏。
改めて乃木坂46ほど綺麗に世代交代をしたグループもなかなかいないなと実感。
たくさんのお姉さんに愛されながらグループと共に歩んできた年少組だった飛鳥ちゃんやいくちゃん、まあや、ひなちまなどがお姉さんになり
自分たちが貰った愛を後輩に与えていく。
そうして脈々と受け継がれてきた乃木坂46の血が3期、4期、5期にもしっかりと流れていました。
推し活のウエイト的には日向坂46に一番重きを置いているので
全てのライブ、コンテンツを追えていなくて
配信で見ることは多いですが、現地でのライブ参戦は去年の日産スタジオ以来、夏のライブは2018年の2会場同時ライブ以来でした。
定番の夏曲を序盤に持ってきて、一気に会場を盛り上げ(間に合ってませんが笑)
中盤ではしっとり聴かせるパートあり、アンダーメンバーパートあり、期別曲パートありと個々に見せ場を作っていき
後半で再度盛り上げていくというある意味では王道の構成ではあったものの
本編の最終盤に『バンドエイド』、『I see…』、『僕が手を叩く方へ』を全員参加で(歌割りや振りは無くとも)ぶち込んできたのは新演出家チームの色が出てたようにも感じました。
都心部だからか、席がスタンド上段だったからか、単純に機材の不備なのかわからないけど
もっと音圧的にはガンガン来てほしかったという物足りなさはあったけど
全体を通しては夏だからとバカ騒ぎしすぎるライブにならず、強弱の付いたいいライブだったと思います。
何より漏れなく全員かわいい!誇張とかじゃなく、全員!!
・奥田いろはの歌声
昨年の『ひと夏の長さより』を踏襲するように
キャンプファイヤーに見立てた演出で『シンクロニシティ』と『誰かの肩』を披露。
『シンクロニシティ』は中村→奥田→柴田→筒井→伊藤→井上と歌い継いでいく演出でした。
個人的には2番手に抜擢されたいろはさんのシンクロニシティにとても心を揺さぶられました。
他の5人はもちろん、出てこなかったメンバーの中にも歌が上手いメンバーは多いですが
全てを包み込んでくれるような優しい歌声が、あの演出とアレンジされた『シンクロニシティ』にピッタリでした。演出家さんグッジョブすぎる。
個人PVの『きっかけ』もすごい好きなんだよな~最近は超スタ―誕生でも名バイプレーヤー的な活躍を見せているし
跳ねる準備はいつでも出来ているって感じがします。
それこそ、あとは【きっかけ】待ちかと。今回の抜擢がその一つであればといいなと思います。
ちょっと話はそれますが、キャンプファイヤーの周りに腰かけて歌う場面。
2人ずつペアになってたのですが、必ず先輩と後輩でペアになっていたのが印象的。
・冨里奈央、覚醒の瞬間
この日初披露だった5期生楽曲『考えないようにする』
カメラに抜かれている冨里奈央が一向に曲振りをしない。
緊張かプレッシャーか、最初の一声を絞り出せずにいた冨里ちゃんに対して思わず会場も「がんばれー!!」の声援。
MC中に涙で言葉にならないメンバーとかに向かって「がんばれー!」っていうの好きじゃないおじさんの僕でも、さすがに許してしまうぐらいにはここは「がんばれー!」の場面だったかもしれません。
勇気を振り絞って声にした曲振りと共に解放率100%の冨里ちゃん。
曲中はさっきまでの表情が嘘のように生き生きとしていました。
「あ~これだよ、これ。こういう瞬間を見るのが好きでずっとアイドルを追いかけてるんだな」と再認識させてくれる初日屈指の名場面でした。
聖地、明治神宮野球場。初のセンター曲。初披露。
覚醒条件としては充分すぎるぐらい揃ってますね。
具体的に何かがすぐに変わったわけではないでしょうけど
きっと彼女にとってのターニングポイントになる瞬間だったと思いますし、そうであって欲しいと思います。
アンダーライブでの活躍も楽しみです。
・Actually…
1年前に見た印象とはまた全然違うものになっていました。
普通にいい曲ですよね。
リリースの時はとにかく全てのタイミングが噛み合わなかった。今ではそんな風に思います。
彼女なりに1年半の活動を通して、多くの壁に直面し1つずつ乗り越えてきたんですもんね。
完全に中西アルノの曲にしていましたわ。これは飛鳥ちゃんも嬉しいんじゃないかな。
圧巻のシャウト、会場の地鳴りのような歓声、凄味すらありました。
・夏のアンセム 『バンドエイド剝がすような別れ方』
菅原咲月がバチクソかわいい!!!!!
・筒井あやめの涙 清宮レイの笑顔
個人的に初日1番の名場面に推したい瞬間でした。
最後のMCで4期代表として話したあやめちゃん、2ヶ月間のツアーを振り返りながら
仲間やメンバー、スタッフさん、ファンの方への感謝を述べていくのですが
喋っているうちに込み上げてくる感情が抑えきれずに思わず涙。
あまりこういう場面で涙を流す印象が無かったので、余計に刺さってしまいました。
同期の休業や卒業が続く中で思うこともたくさんあったのでしょう。
ちょっと前まで最年少で子供だったあやめちゃんも
後輩が出来て、偉大な先輩達が卒業し自分たちも支え、引っ張っていく立場になったからこそ感じた感情が彼女の心を揺さぶったのかなと思います。
いい夏を過ごしたんだね。あやめちゃん。
また、そのMCに対してキャプテンが話している時に後ろに映るレイちゃんがめちゃくちゃ笑顔なのもまた良かったです。
みかんの食べ方が気に入らないと冠番組で言えちゃうぐらい加入当初から仲の良かったあやめちゃんとレイちゃんの構図は4期生大好きおじさん的にもグッとくる場面でした。
・梅澤美波と久保史緒里のグータッチ
キャプテンとして初めて迎える夏。計り知れないほどの苦労があったと思うけど、仲間と支え合ってようやくここまで来れたという充実感。
それを一番近くで支えてきた久保ちゃんの素晴らしいMCのあとに
お互いを称え合うかのようなグータッチ。少年漫画かよ!!最高じゃねえか!!
初めて乃木坂46が好き!!という感情を持って加入してきた3期生。
誰よりも長く、誰よりも多く、偉大な先輩たちの背中を見てきたこの子達が引っ張るグループは何も心配いらないなと改めて感じさせてくれる瞬間でした。
・最後に
初めにも書きましたが、久しぶりに感情を書き残したいと思えるライブでした。
そこにある物語に惹かれて十数年もアイドルを好きでいる自分にとっては
思わず語りたくなる物語がたくさん詰まってました。
やっぱり乃木坂46すごいよ!
この先5年、10年安泰なのでは思わさせてくれるメンバー達に脱帽です。
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