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あこがれのリキッドルームで歌った話


昨日、久しぶりに有観客(不思議な言葉だけど…)でライブをしました。場所は恵比寿LIQUIDROOM。まだ体や脳に感触があるうちに書き留めておこうと思います。なお、当日のネタバレは可能な限り含まない予定ですので、名古屋・大阪・東京追加公演にいらっしゃる予定の方も読み進めて大丈夫です。

恵比寿LIQUIDROOM。Lucky Kilimanjaroをスタートさせる前から頻繁に遊びにいっていて、「光はわたしのなか」で歌うとおり"あこがれ"の場所でした。もともとは「!magination」というアルバムをリリースし、それを提げたワンマンツアーで5月に公演する予定でしたが延期・再編する形になりました。
最後にお客さんを入れてライブをしたのが2月くらいだったので半年以上、有観客のライブをしていませんでした。バンドにとって初めてのことでした。

実際、ライブというのは非常にカロリーが高く、当日だけではなくそこにいたるまでの準備期間がハードだったりします。ライブができなくてもその時間分、自分の作曲スキルやインプットに充てることができるなと前向きに捉えていました。
が、実際ライブができない日々が続くと思いの外、身体に悪い。曲のリリースは続けているものの、ライブができないフラストレーションは溜まり続けていました。配信ライブは楽しかったし普段ライブに行けない方や、まだライブを見たことない方に届けることができてとても有意義でしたが、無観客というのはいつもとは質感が違ってですね…このフラストレーションを解消するまでは至りませんでした。(たくさんの人に見ていただけたことはとても嬉しかったです。)

溜まり続けたフラストレーションだったりリリースし続けた新曲たちを抱えて恵比寿LIQUIDROOM。感染防止ガイドラインのために観客数を抑えているとはいえどソールドアウト(ありがとうございます)。
note書いておいてあれですが、はじめから終わりまで本当に言葉であらわせない時間でした。照明で照らされて踊るお客さん、空気、その空気を受けて応える演奏。あぁこういう時間だったなとしみじみ味わいました。歌うたびにフラストレーションが溶け出ていくようでした。歓声は出せないけど、その分拍手や笑顔で応答してくれる皆さんが本当に愛おしく思えました。あらためて、あの空間にいてくれたみなさんに感謝します。

感染症の状況は好転しているわけではなく、今も様子を見てしっかり対策をする必要があります。今回の公演も終了後の経過を観察する必要があります。そういう状況の中でも、少しずつこういう愛おしい時間が増やせたらいいなと考えています。
大阪、名古屋、そして2020を締めくくる恵比寿ザ・ガーデンホールの公演でまた一緒に愛おしく楽しい、泣いて踊るような時間を過ごせるのを楽しみにしています。

最後に恵比寿LIQUIDROOM公演開催にあたり、ご協力いただいた皆様ありがとうございました!

新曲「夜とシンセサイザー」聴いてね
ツアーの先行受付も9/27までやっています!/


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