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泳ぐでも浮かぶでもなく

最近、少しは「社会人」というライフステージに慣れてきたのではと思っていた。

6月からは出社して短期的な配属先でOJTを行っていると、あっという間に2ヶ月ほどが経っていた。

この2ヶ月は、海の中でジタバタしていたような感覚。
今もまだそんな気がするし、いつになったらその感覚がなくなるのかも分からない。
1ヶ月後にはいろんなことが落ち着いたわ〜と言っているかもしれないし、はたまた全部の研修が終わって本配属が決まる来年1月頃までは落ち着かない今の気持ちのままだったりするかもしれない。
最近、最初の5年間はしんどいとも聞いたから恐ろしい。

ただ1つ言えるのは、今の状況を客観的に捉えられる余裕ができたから、少しはどこかに進んでいるし、少しは自分自身を楽にしてあげられていて、そうしたいと思えているということ。


小さい頃、海では浮くことができるし、海の水は塩水っていって舐めたらしょっぱいとか教えてもらった。けど、なにより論より証拠で海に行ってそれらを経験をするとなんとなくそういうことなのかと分かった。

今の私は広い海にいて、やっとその現象が起きるということが分かったような状態の気がする。
海では溺れるかもしれないけど、ジタバタしすぎず一旦静かに流れに身を任せてみると浮かべる。
でもそれを知らなかった今まではがむしゃらにジタバタしていて、だから体力も奪われて、どうしたらいいのか分からなくて、
疲れたなと一旦ジタバタするのを辞めてみると、海ってじっとして身をまかせると浮くんだということが分かる。

でもまだ、浮くことを体感して分かっただけで、その理論とか背景を分かった訳ではなくて、いろんな泳ぎ方や泳いだ先になにがあるのか、今の私はどこに浮いているのかは分からなくて。

そんな広大な海に1人でいるような感覚だった。
けど、なんとなく1人じゃないような、誰かが近くにいてなんとなく一緒の方向に向かっているような、そんな感じもする。進歩!

今はまだそんな感覚で、手探りでしかない。
まだまだ彷徨うのだろうなあ。
流れに身を任せたり、泳いでみたり、ジタバタしてみたり、浮いてみたり、
そんな時間がまだ続きそう。
苦しんだり、もがいたり、泣いたり、
笑ったり、うれしくなったり、楽しんだり、
ふりまわされながらも軸はしっかり持って今を生きたい。



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