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周期的に勝間和代に戻る。そういえば私、上手いひとにやりかたを教えてもらうのがわりと好きだと思う。

数年おきに、「そういえば最近勝間さんはなにを気にしているのかな?」みたいなかんじで、勝間さんに戻っていく。勝間さんと言えば、上野千鶴子に「あのひとはフェミニストではなくって新自由主義者」と言われたひとだ。セクシュアリティもなぜか公開していてバイ。勝間さんってこの手のネオリベラリストのわりに、ミソジニーが少ないよなあ、と思っていたらバイだった。なんかそういうの文章でわかるのだろう。

ネオリベ全開なんだけど、同年代なせいか、見えてるものが近いし、気にしてるものが近い。自己啓発っていうよりも、そろそろ老い支度どうしようかな、みたいなかんじのエッセイだと思って読んでいる。歳とったら、どうやって働こうかな、とかさ。健康維持は、なにしてる?どういうのがセミリタイアなのか。セミリタイアメントするにあたって、なにを準備していたらいいのか。みたいな話をしていて、参考になる。最近ハマってるデバイス、周辺機器も紹介されている。私もPC関連が好きなので、趣味があう。また数年後に「そういえば、勝間さん最近なに気にしてるのかな」とか言いながら、本を読んでいそうだ。

他の自己啓発の本は、もうほとんど読まなくなった。昔は本田健とか読んでいたんだけど、自己啓発はスピリチュアリズムと基本的には一緒で、自己責任論がすごいのだ。基本的なパターンはいつも一緒で、目新しい内容が無いうえに、ちょっと疲れているときにひたすらに自己責任論をかまされるとかえってしんどくって、もうほとんど読まない。

ただ、どれほど愚痴ろうとも自分の人生は自己責任でしかしょうがなくって、その最適解はどれか。どういう心持でいるのが、最もマシか、といえば自己啓発は役にたつだろう。そのためのものだ。

若い頃は参考になったと思う。なぜなら、私の世代の女性は、周囲に働く女性のロールモデルが異様に少なかったからだ。こういう気持ちで働けばいいのか、とか、こういう勉強のしかたをすればいいのか、とかの、身の振りようを教わったので、自己啓発が必ずしも悪いとは思っていない。若い子は、ひととおり知っておくのも悪くないのではないか。私はもういい歳なので、役に立たないだけだ。

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