キャビキュリフェス2021一日目からKlaus Lang「Die Fenster des Universums」
12月27・28日連日開催のキャビキュリフェス開催に先立って、プログラムより幾つか抜粋して作品をご紹介するシリーズです。今回は第一回目として、12月27日開催のアンサンブル九条山公演より、オーストリア人作曲家Klaus Lang(クラウス・ラング)を取り上げます。
クラウス・ラングは、1971年オーストリア生まれの作曲家です。作曲をヨンギー・パクパーン(Younghi Pagh-Paan)とベアート・フラー(Beat Furrer)に師事し、現在もオーストリアに住み、創作の傍らグラーツ音楽大学の作曲、そして教会音楽作曲専攻の教授として教鞭を執っています。公式ホームページによるとお茶を愛し、ワーグナーを嫌う、ということで、この辺りは彼の音楽を聞くと大いに頷けます。
12月27日アンサンブル九条山によって演奏される作品「Die Fenster des Universums」は1999年に書かれており、静かに長時間音に浸るようなクラウス作品にしては6分程度と珍しく短めの音楽です。
クラウス・ラングが紡ぎだす時間感覚をどうぞ会場でお楽しみください。次回は、クラウス・ラングの師匠でもあるベアート・フラー作品について書いてみたいと思います。
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