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Malin BÅNGの「Hyperoxic」を読んでみることにした。➂

さっきょく塾では、それぞれ塾生が好きなことを語る会「聞いてください」を毎月開催しています。今回はスウェーデンの女性作曲家Malin BÅNGの作品を取り上げてみたいと思います。

前回、前々回とマーリン・ボンの「Hyperoxic」を見てきましたが、分析していて気付いたことがあります。この作品は、一つも音程が出てこないんです、全て息音ノイズなんですよね。相対的な息音の中での高低感はあるにしても、明確な音程はない。通常、クラシカルな作品では和声分析、もしくは旋律の音程関係などで分析を試みることが多いわけなので、これはどう分析すべきか、悩みました。

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