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これは知っておきたいクラリネット現代曲レパートリー③イェルク・ヴィットマン (Jörg Widmann)

楽器法シリーズミニコラムです。後期は、オンラインサロンさっきょく塾で扱う二つの楽器、クラリネットとトロンボーンを中心に勉強していきます。これは知っておきたいクラリネット現代音楽曲レパートリー③では、作曲家でクラリネット奏者、指揮者でもあるイェルク・ヴィットマン (Jörg Widmann) から三作品を取り上げます。

さっきょく塾では、以前コンポーザー・プレーヤーについて一度取り上げたことがありました(もし宜しければ過去記事は、こちらからどうぞ)。その時に名前が出たのがJörg Widmannです。クラリネット奏者であり作曲家であり、指揮者、指導者でもあります。幼少期より、おもちゃで遊ぶように自然と楽器を演奏していたヴィットマンが作曲を始めたのは、彼の即興と深く関係があります。彼は即興したフレーズを次の日に忘れてしまうことがないように、書き記すところから作曲するようになったようなんですね。2018年にヴィットマン自身のインタビューの中でヴィットマンはこう答えています。

作曲とは書かれた即興演奏であるというのは、今日でもなお素敵な定義である。
(引用 https://bachtrack.com/de_DE/interview-joerg-widmann-clarinet-composing-weber-may-2018)

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