見出し画像

これは知っておきたいトロンボーン現代曲レパートリー①

楽器法シリーズミニコラムです。後期は、オンラインサロンさっきょく塾で扱う二つの楽器、クラリネットとトロンボーンを中心に勉強していきます。これは知っておきたいトロンボーン現代音楽曲レパートリー。まずは、ルチアーノ・ベリオのセクエンツァから行きましょう。

セクエンツァ

トロンボーンの音って、人間の声に似ていると思いませんか?微妙な音質の差や、ざらつき感、暖かさ。トロンボーンの音って、「人間」が出す音に、どこか似ていませんか。

トロンボーンの現代音楽の代表的な作品、セクエンツァ V。声、そして身体と楽器の関係性に着目して書かれています。

ここでベリオ自身の言葉を引用したいと思います。

ここから先は

2,542字

¥ 100

若手作曲家のプラットフォームになるような場の提供を目指しています。一緒にシーンを盛り上げていきましょう。活動を応援したい方、ぜひサポートお願いします!