見出し画像

#052: 他人からの期待を背負って、疲れてしまっているあなたへ

3連休、いかがお過ごしですか?

ほっと一息ついていらっしゃる方や
逆に忙しいぞ!という方、
いやいや、休みじゃないし!という方も
いらっしゃるかと思います。

他者との関わりのなかで生きていくからこそ

私たちは
仕事において、
友人関係において、
家族の中で、
様々な役割を果たしながら生きています。

 人は独りでは生きてはいけない

ので、それはそうとして。

でも、気がつくと
他人から期待されている役割を頑張りすぎていたり
他人の期待を背負いすぎたりしていることって、
ありませんか?

女性の場合であれば
よい母、よい女性管理職、よい部下・・・など。
気がつくと「○○したい」と「○○すべき」の境界線が
なくなっていたりとか。
「〜〜〜しなきゃ」が口ぐせになっていたりとか。
(ぜんぶ、過去の私のことです)

周囲の方の様子を観察して
期待値を予測できるのは、
スキル(?)として役立つこともありますが。
ファシリテーターをやる時など。

なにごとにも過剰と不足があるように、
バランスを欠いてしまうと
疲れてしまったりします。

心の境界線を引く

今日は、そんな時に気持ちが楽になった詩をご紹介します。

矢野惣一先生の「問題解決セラピスト講座」で紹介いただいた
ドイツの精神科医、フレデリック・パールズの詩です。

【ゲシュタルトの祈り】
私は私のことをします。
あなたはあなたのことをしてください。

私が生きているのは
あなたの期待に応えるためではありません。
あなたもまた、
私の期待に応えるために
生きているのではありません。

あなたはあなた、私は私。
私たちの心が、
たまたま触れ合うことがあれば
それは最高に素晴らしいことです。
もし、私たちの心が
通じ合わなくても
それは仕方のないことです。

パールズ「ゲシュタルトの祈り」

矢野先生曰く、
これが心の境界線を引く」ということ。

他人の期待や役割を背負って
疲れてしまっている人は、
自分と他人との間に心の境界線を引いて、
背負ってしまっていたものを手放しましょう。

矢野先生メルマガより

ドイツ語の原文も載せておきますね。
ネット検索したら、いくつかバリエーションがあったので
私が気に入ったバージョンを置いておきます。

Ich tu,
was ich tu;
und du tust,
was du tust.

Ich bin nicht auf dieser Welt,
um nach deinen Erwartungen zu leben,
und du bist nicht auf dieser Welt,
um nach den meinen zu leben.

Du bist du,
und ich bin ich.
Und wenn wir uns zufällig finden, – wunderbar.
Wenn nicht, kann man auch nichts machen.

Fritz Perls: Gestaltgebet

ドイツ語の語感が好きなので、
ちょっと朗読してみました。
目で読むのと、耳で聞くのでは、入りかたが違いますかね。
(ここにリンクを貼るためだけに解説した、stand.fmチャンネルw)

本音のキャリアを生き切る

期待に応えて頑張っていたら、
いつのまにか他者の期待と
自分のやりたいことの境界線がわからなくなってしまった。

他者の期待に応えてない自分はダメなんじゃないの・・・?

いざ、「何をしたいの?」と問われても、
答えるのが難しい。

今はそうでもよいと思います。
そうやって頑張ってきたことを「なかったこと」にしたり
否定したいとは思いません。

でも、これからどうしていくかは
自分で選ぶことができます。

まず、心の境界線を見つけてみることから
始めてみてもよいのかも。

今回もお読みいただだき、どうもありがとうございました。
「スキ」や「フォロー」、コメントお待ちしております!

サポートお願いします! いただいたサポートは、書籍購入などのより良いアウトプットのための活動費に使わせていただきます!