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フィリピンでのピチカート・ファイヴ「スウィート・ソウル・レビュー」の人気具合をフィリピン人に聞いた話

先日、Twitterのタイムラインに、ピチカート・ファイヴの「スウィート・ソウル・レビュー」がフィリピンでとてもメジャーな曲だ、という投稿が載っていてとても驚きました。そのTweetには「スウィート・ソウル・レビュー」で、みんながとても楽しそうに踊っている動画がついていて、何だか微笑ましくて、とても良いなと思って見ていました。
(Tweetは @AkimalTolihico さんという方のもの。動画は結婚式の出し物で、みんなが楽しそうに踊っている様子でした。)

ツイート主さんのことを疑っている訳ではなく、面白さと好奇心からフィリピン人の知人(アラサー女子)に、ピチカート・ファイヴの「スウィート・ソウル・レビュー」のMVをLINEで送り、”この曲、フィリピンで有名って本当??”と聞いたところ、ハイテンションで ”本当に超有名だよ!!”という旨の返信をもらいました。

やっぱりすごい有名らしいです。
彼女が言うには、”日本のアニメのテーマ曲になったんじゃないかな?それで有名になったと思う” とのこと。話を進めてみると、どうやらYoutube上で「らんま1/2」のプロモートに使われていたという話が上がっているらしいと教えてくれました。

「らんま1/2」とピチカート・ファイヴ??
日本人の私からしたら、なんとも不思議な組み合わせだし、日本で発売されている「らんま1/2」のアニメ主題歌CDには、ピチカート・ファイヴの「ピ」の字も登場しません。
もう違和感しかない。

頭にハテナマークが浮かんでいる私の状況を察してなのか、彼女は「1990's Anime Theme Song」なる、いろいろとグレーな感じのYoutubeのリンクを送ってくれました。数々のアニメの静止画と主題歌が次々に流れる60分くらいの映像の途中で、確かに「らんま1/2」の静止画と共に流れる「スウィート・ソウル・レビュー」。アニメと渋谷系がドッキングした感じが、私としては、カウンターで食べる寿司にコーラを合わせて飲んでいるくらい不思議な感覚でした。

私にとっては、渋谷系のオシャレミュージック。
フィリピン人の彼女にしてみたら、日本のアニメソング。
最初にその音楽を知った環境の違いで、ここまで持つイメージが違うのか‥と思い驚きましたが、面白かったです。

逆に、彼女に”この曲は日本では、オシャレな曲として認知されているよ” とLINEで伝えると、かなり驚いているようでした。
まだLINEでしか、この話をしていませんので、今度会ったら、渋谷系とは何ぞや、という話も含めていろいろとしてみたいなと思っています。

捉え方は違うものの、彼女にとって「スウィート・ソウル・レビュー」は子どものころに見たアニメのことを思い出せてくれるようですし、私にとっても、音楽をたくさん聴き始めたころに通った道であり、オシャレだなーと思いながら聴いていた、思い出の曲です。(93年のリアルタイムでは聴いていないけど)

お互いに自分の人生の中で流れている曲であることには変わりないんですよね。それに、歌ったり踊ったりすることが好きな人が多い、フィリピンという国で愛されているのは、アニメを通して知ったというだけではなく、この曲が持つ楽しさや弾むような楽しさが伝わっているんだろうなと思います。

まだまだアジアには、意外な使われ方をして国民的な支持を得ている、日本の曲がありそう。また何か知ったら、書き留めておこうと思いました。

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