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『嘘つきのための辞書』より
発売日直後に購入したが、
ずっと(1年以上!?)積ん読していたのを再開。
本の小見出しがアルファベットになっています。
例えば「Aは技巧的のA」「Bはやせ我慢のB」とか。
今「Mは噓つきのM」のとこまできた。
![](https://assets.st-note.com/img/1685415955366-XRFDegSUON.jpg?width=800)
こんな一節があります。
クローゼットの中に人がいるのと、骸骨が入ってるのと、微妙な違いはあるか、とか。*3
*3「クローゼットの中の骸骨」は内輪の秘密という意味の慣用句。
「クローゼットの中に人がいるのと、骸骨が入ってるのと、微妙な違いはあるか、とか」(英語では「skeleton in the closet」なので、なぜ「person in the closet」等でないのか、という意味)、
こういうこと、子供の頃よく考えてたな~~、と懐かしく思い出します。
今思えば、言葉に対するsensitivityは昔からあったのかもしれません(自覚なかったけど)。
こういう時に、人間は根本的にはそう変わらないものだ、というのをしみじみ感じます。
ちなみにマウントウィーゼル(Mountweazel)は、「虚構の項目」こと。(本来存在しない単語を辞書編纂者が恣意的に辞書に紛れ込ませること)
デイヴィッドとの会議のあと、「マウントウィーゼル」とはなにかってことについては、ピップにメッセージで送っていた。どっちかっていうと、ただの愚痴だったんだけど。そうしたら、ピップがそれってカフェの客にもいるって言いだした。ありえないくらい自信満々に切り貼りしたコーヒー用語で注文してくる客。しかも、本人たちは大まじめで、<ハーフソイラテ・ラテフラペチーノ・オールフォームミルクにソフトヘッジをつけたのをグランデでテイクアウト>とか言うらしい。
カフェの客は生成AIか??
生成AIは日々マウントウィーゼルを量産してますよね……
ちなみにテイクアウトのカップに巻く紙には、ザーフという名前があるそうです。
(それ、名前要る??)
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