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シンガポールマラソンの思い出

KOJI@シンガポールです。
もう半年以上前ですがシンガポールマラソンの振り返りを。

走り終わって一番の感想は「痛い。二度と走らない。」でした。
今までにフルマラソン大会への参加は0。多摩川の河川敷を走る20kmの小規模な大会に出た経験があるのみでした。

そもそも直前まで全く参加する気はなかったのですが、SGの草サッカーのチムメイトが走ると聞いて、私もシンガポールの思い出に一度走っておくかと出場を決めた次第です。

大会まで1ヶ月を切った中で準備を開始。とりあえずトレーニングで2時間走り続けられれば当日は完走できると聞きかじり、何とか2時間は走れるようになっていました。

スタートはF1シンガポールGPのピット

当日は早朝4時集合。申告タイムのレベル(PEN)の順にランナーがスタートしていきます。私は後ろの方のPEN Eだったのでスタートまで30分かかりました!

想像以上の物凄い人の数。走り始めても思ったように前に進めません。人をかき分けながら走る感じです。思えばこの時に無理せず周りに合わせて走っていればもっと楽に完走できたかもしれないです。

コースはシンガポール中心部を通って西に向かいます。セントーサ島も見えるハーバーフロント付近で折り返します。走ってきたコースを東に戻ります。中心部の高層ビルの下を走ります。

マリーナベイが見えたあたりでハーフマラソンとフルマラソンのコースが分岐します。ハーフのランナーはここからゴールのナショナルスタジアムまであと数キロです。次回はハーフにしようかな(笑)

フルのランナーはガーデンズバイザベイを通って東へ向かいます。ようやく人がばらけてきました。おのおの自分のペースで走っています。ここからは自分との戦いです。

イーストコーストパークに入りました。ここは海岸線にずっと公園があって、遊んだり運動したり海に足をつけたりピクニックしたり、南国らしい綺麗な公園ですね。普段もたまに来ます。

ここまでは目標タイム通りのいいペースで走れていました。ただし前半の混雑で人をよけたりペースを上下したり無理をしていました。だんだん膝が痛くなってきました。

少し気を抜いて歩くようになりました。膝が痛いです。また少し走ろうとするのですが、すぐに歩いてしまいます。頑張って歩き続けますが、後ろのランナーにどんどん抜かれます。

折り返してイーストコーストを西に戻ります。あと半分、20kmあります。後ろからペースメーカーの一団が走ってきました。しばらくこれについていくことにしました。集団だと不思議と走れるのですね。イーストコーストの出口あたりまでは何とか走れました。

ガーデンズバイザベイに戻ってきました。痛みも増してまた歩いてしまいました。走ったり歩いたりを繰り返します。一応5時間以内を目標にしていたのですが、もうタイムは関係なく完走が目標です。

マリーナベイサンズのホテルが見えてきました。ゴールまで4,5キロのはずです。このマリーナベイサンズの裏の道路のなだらかな上りが一番キツかった。観覧車(シンガポールフライヤー)に向かう橋のところです。いつもは車でしか通らないからこんな上りだとは意識していなかったですが、自分の足だと急斜面を登っているかのよう。

橋を下ってあとはゴールのナショナルスタジアムを目指すのみです。下りが足に来ています。膝も足首もあらゆるところが痛いです。ゴールのゲートが見えてきました。最後だけ少し走ることにしました。5h45mでゴールしました。完走メダルとTシャツと他にも色々もらいました。

ゴール後はスタジアムの中でしばらく座り込みました。音楽が流れていて賑やかです。完走した達成感で盛り上がっている人たちもたくさんいます。私も高揚感はあるにはありましたが、ひたすら痛くてもう二度とフルマラソンは参加しないと思いました。スタジアム内のモールにある湯の森温泉・スパに入り、疲れを癒してから帰宅しました。

2024年のシンガポールマラソンの申込が始まったようです。もう一度走るかどうか迷っています。

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