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大切な人は増えるが、お逢いできる機会は減る

鹿児島に自宅を建て9年になります。ずっとお隣の土地は良く整理された田んぼでした。田植えのあとは、青い苗が行儀良く並び、おたまじゃくしは足が生え、尻尾が短くなり、いつの間にかゲコゲコ大合唱。収穫前は黄金色の穂が風に揺られて色が変わる、季節の移り変わりを知らせてくれる。一度も不快に感じたこともなく、土手もあぜ道も整理されています。そういえば昨年は、お米をつくられていませんでしたが、180坪以上の広い土地は、いつもと変わらず整理されています。
 
今年の2月、
近所の方が「野菜でもつくってみる?」と誘ってくださいました。「隣の地主さんが田んぼを辞めるそうだよ。君は隣だから丁度いいと思う」と、お隣の土地を借りて畑にしたらいいと、誘われました。こちらのご近所様も、とても親切で良い方です。これまで野菜づくりの経験がない私に野菜づくりを教えサポートする約束まで下さいました。

それでも私は、180坪の土地管理には興味が有りません。180坪の畑をつくれば草むしりも180坪、大変な作業だと容易に想像できました。急いで地主さんの家に伺い、丁重にお断りしました。そこで聴いた話では、管理に困っているとのことでした。どうしたら私が管理出来るか
考えているとアイディアが。
「草刈り機を使って一気に180坪を刈っていいなら私でも管理が出来るかもしれません。
そして管理する楽しみが必要です。

広場にしてピクニックやドックラン、テント張ってBBQして菜園もつくり遊ぶ。
その許可を下さるなら貸してほしいです。」ってお願いしたら、即OKでした。

大切な人がいます。微増ですが毎年増えています。しかしお逢いする機会は減るばかり。

大切な人をご招待しよう。
美味しいコーヒーを入れる練習しよう。
心地よい場所にしよう。

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