見出し画像

待つことが苦手 − vol.4/100/2021

#2021年の100冊 が達成できそうなので、書く方を始めることにしました。
9月から始める #2021年の100篇

待つことが苦手

待つことが苦手です。

人を待つのは大丈夫です。自分も待たせるので。
なんなら、普段人を待たせている分、待つときは自己肯定感も上がります。「わたしとしたことが、今日は余裕をもった時間の計算ができたのね!」とそれだけで自分ができる人間になったかのような気持ちになってしまいます。なのでみんなどんどん遅刻してください。嫌味じゃないです。

必要時間の逆算というものが本当に苦手です。
昨日は、1時間かかる場所に11時に集合するために、10時57分の電車に乗ろうとしていて1時間遅刻しました。
そわそわメイクをしながら、10時半の次は11時だということに気が付きました。
待ち合わせ相手が仏のようなタイプだったので事なきを得ました。

さて、話が冒頭からそれていました。
人を待たせた話になっていました。待つことが苦手だという話です。より正確には人以外のものを待つのが苦手です。

信号で待つことも苦手なので、人が適度に間隔をあけて赤信号の前にたどり着いた順にふんわりと集団を形成していくとき、待てなくてだいたい人の目を縫って一番前まで行ってしまいます。

エスカレーターで止まって、エスカレーターと同じ速度で目的地へ向かうのも苦手です。新橋駅や東京駅のどんなに深い地下エスカレーターでも、がしがし自分の足で上っていきます。
会社から集団で居酒屋に行くとき、もしくは駅に帰るとき、先頭はだいたいわたしです。

人を待つのは大丈夫です。自分も待たせるので。でも、わたしは信号機を待たせたこともないし、エスカレーターの左側をエスカレーターと同じ速度で立ったまま上がっていく人たちに待ってもらったこともありません。

サーフィンと釣りと渋滞と

画像1

サーフィンと釣りと渋滞は、まだ楽しさがわかっていません。
なぜなら待つのが苦手だからです。

サーファーが波の合間に揺られているのを見たことありますか?たくさんいると、サメの集団みたいにも見えます。
あれは乗るのにいい波を待っているんですね。

「次くるやつでいこう」「あいつは(大きな波に)育ちそうだ」と、向かってくる波の次の次くらいのうねりを見ながら、行くと決めたら浜の方向に向かって肩を泳がせたり、「見誤った」と言って波をやり過ごしたりします。
波乗りの興奮を味わうには、気長に待つ必要があるんだな、と。

釣りも同じです。費やしている時間のほとんどは、魚を待っています。「待つのも含めて釣りなんだ」と楽しめる人を心から尊敬します。
まぁ、釣り糸を垂らして次から次へと釣れてしまったら、「釣りが好きな人種」はもっと減るのかもしれませんから、人間の心理は難しいものです。

渋滞は、言わずもがな。遅くてもいいから進んでほしい。進んでいないで時間が経つ感じが、めちゃ苦手です。渋滞楽しいっていう人はあまりいないと思いますが。地方に行く際に往路の都内で渋滞にハマったときは、「もう降りて帰る、さようなら」と言うのをぐっとこらえます。

釣りもサーフィンも渋滞も、「そうじゃないんだ、これが楽しいんだ」っていうのがあれば教えて下さい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?