見出し画像

勝つ人と負ける人の差ってなんだろう

負けてる側から思ったことを書きます。

自分の限界を決めてたら変われない

ミス・ユニバース・ジャパンの4ヶ月にわたる合同トレーニングが始まった2019年のゴールデンウィーク。わたしは最初調子が良かった。

ナショナルディレクターにも、「なんで地方大会に落ちたのかわからない」と言われた。

もともとの性格とか、4年間のイギリス大学留学とか、これまで自分が培ってきたものだけで勝負できていたのだ。

だから、特に努力するでもなく決められたことだけをこなしていた。

だけど、だんだん周りが変わり、自分は逆に仕事が忙しくなるとともに調子もどんどん下がっていき、これまでのやり方が通用しなくなっていった。

ナショナルディレクターにも、

「どうしたの?オーラなくなったね」

と言われた。

そして、そっから全然這い上がれなくなっていった。で、気づいた。

これまでの自分ではなくて、自分が変わっていかないと勝負にならないところまできた

だけど、ちょっともがいただけじゃ何も変わらず、モチベーションも下がってしまっていた。

誰が勝つか。

その子は、たぶん最初はあまり目立ってなかったと思う。

目立ってなければ興味を持ってもらえないか、ハッキリ「埋もれてる」とか言われるので、落ち込んだり自信がなくなったりすることばっかりだったと思う。

だけど、どんどん調子が悪くなっていく自分とは対象的に、ずっと努力を続けていた。見せてないだけで。

誰が日本代表になるか。

「努力が報われる世界で」という前提だけど、これは自分のことをどれだけ信じてあげられるかだと思う。

技術とか知識とかじゃない。

ポジティブさ。諦めないこと。歯を食いしばること。すぐに結果が出なくても努力し続けること。自分をアップデートし続けること。

そして、自分の可能性を信じ続けること。

本当にこれだけだと思う。これだけだけど、本当に難しい。

「あ、評価落ちたな」

「興味持ってもらえてないな」

「どうせ向いてないな」

「つーか興味ないし」

と諦めてしまったら、どんどん相手からのコミットもなくなる。興味を持ってもらえなくなる。それで自分のモチベーションもどんどん下がっていく。悪循環だ。

周りの評価や短期間での結果で、「自分はこんなもんだ」って決めつけずに、上を目指し続けることができるかできないか、可能性を信じ続けられるか、この差は大きいなと思う。

わたしは、それに気づくまで、自分で限界を決めてしまっていたなぁと思うのです。

文句を言うことはカンタンだが、ポジティブでいることは難しい。

ネガティブな話や愚痴は仲間を作りやすい。人は易きに逃げやすい。

ちょっとここでは書けないような事態が発生して、みんなの不満が溜まっていったとき、わたしも、ミス・ユニバースを続ける意味がわからなくなり、それを隠そうともしなかった。

だけどその子は、そういう愚痴にはぜんぜん加わってこなかったし、ひたすら練習していた。

周りがどんな環境になっても、くじけそうになっても、諦めずにいることは強い。

ポジティブを貫き、真剣勝負する人は強い。

そしてそういう姿を人は見ている。

勝負は一回の結果がすべてだが、その一回はプロセスがすべて。努力を続けること、準備すること、自分の可能性を信じ続けポジティブでいること。

勝つ人っていうのはこんな人なんだろうな。勝つ人と負ける人の差ってこういうとこなんだなろうな。

わたしは地方グランプリのちあきからそんな姿を学んだ。

最後、もう一度這い上がれるか、勝負していきたいと思う。

(2019.6.30頃)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?