ソシオにもmbtiのようにNSの傾向があるかもしれない説

発端はこちらとおじさんの話。mbtiでN型とS型のざっくりとした違いがあるのなら、ソシオでも同じようなことが言えるのではないか、と。

この実践と活用についてだが、私は「学んだ理論を自分の創作活動やリアルの生活、フィクション作品を鑑賞する際に生かせるといいなと思うのと、逆にリアルの生活から理論の裏付けとなる証拠や新たな理論が学べるかもしれないと考えるから、私もS型かも」と捉えていた。
だが、おじさんは「リアルの人間関係に自然と適用しているということ」かもしれないと考察していた。

全般的に言えることなのかもしれないが、S型は現実の話が多い。

「〇〇タイプの友達がこう言うことを言っていた」
「(リアルの交友関係の話)この人のこういうところが好き/苦手」
「職場や学校にこういう人がいて、こういう出来事があった」と話す

リアルの人間関係に自然と活用とはこういうことではないか、と私とおじさんは考えた。ソシオニクスの場合、特にESIに多いのかも?(S型+Te価値で活用)

周りのEIIを見ていると、人間関係については、フィクションや彼女たちの創作に基づく概念的な話が多い。この二人の関係は、こういう理論や概念に基づき成り立ってる。この二人の間にある二人だけのこの関係が好き、など。リアルでこうだから、という話はあまりしておらず、もっと抽象的な話が多いように見える。

ソシオを考える際にも、ただ言葉の意味をそのまま受け取るのではなく、具体例の裏に隠された本当の意味や理論を探そうとするのはN型の傾向なのでは、と思う。

大胆不敵のロマンチストです。人と競争することやギャンブルが好きで、こういった方面に対しては粘り強さを発揮します。様々なことに挑戦することも好きです。

https://casual-typology.blogspot.com/2021/05/glieentj.html?m=1

これをそのまま受け取ったら、ただの競争好きなギャンブラーになってしまい、ソシオニクスの理論とどう関係があるのかわからない。
人との競争が好きというわけではないけれど、変に高い目標を設定して挑戦してしまうから(第8Ne)、その比喩なのでは、とおじさんより。

LIEは現実主義で実用的な反面、時折「雲の中に浮かんでいる」ような面があります。LIEは「自分の第1機能に矛盾するような非現実的なことをすべきではない」と考えていますが、彼らの目標は時に蜃気楼のようなものになります(他の直観タイプと同様に、LIEは常に現実的に物事を捉えるとは限らないためです)。

https://casual-typology.blogspot.com/2022/01/lie-by-stratiyevskaya.html?m=1

おじさんの考察と、こちらの記述との間に齟齬はないように思われる。

このような時には、いかに早く必要な努力を始め、誤った計画を捨て、新しい目標をたてて、その実現のために行動できるかが重要なポイントになります。

上記URL

LIEは、やるべきことさえ明確であれば、努力を惜しまず、困難を乗り越えていくことのできるタイプです。

上記URL

裏を返せば、目標や計画諸々決まっていないと何もしないのである(おじさんより)。

逆に行動そのものもしくは迅速な行動にこだわったり、(これは理由にもよるのでそこを考える必要はあるが)行動しない人に過度にイラついたり、他人に圧をかけたりはしないのである。そういう特徴が見られる場合は、Se優位のS型なのではないかと思う。現に私は、変に圧をかけるよりその人が動きたくなるような言葉をかけて自発的に行動させた方がいいのではと考える。おじさんもそんな無理にやらせなくても……という感じ。

むしろ勤勉なのはS型の方である。

ただし、ガンマクアドラは長期的にものを見る傾向があるので、そこもしっかり考えること。


EIEの場合、説明に演説というワードがよく使われているが「演説が得意である」というそのままの意味ではない。人々にとって不快な感情や言葉、言い回しが何かわかっているがゆえ、そのような表現を避け、相手が聞きたくなるような話し方を無意識のうちにしているだけである。このように、EIEの説明にも比喩がたくさんでてくる。

人や出来事について、絶えず分析し続ける傾向があります。道徳的・倫理的な問題についてもよく考えています。

https://casual-typology.blogspot.com/2023/03/eie-by-meged-and-ovcharov.html?m=1

これはTiだけで分析を行っているという意味ではない。高次元機能から得られた洞察をもとに(メインはFeだと思うが)、以下の思考方法により分析するということだ。

EIEは道徳的・倫理的な問題を相対的に考えるきらいがある(クアドラの特徴的でもあるかもしれないが)。これはFi的な絶対的道徳をさしているのではなく、T機能に基づくものでもなく、Feによるものである(つまり、誰がどう感じているかを全て捉え、相対的に物事を見ていくのである)。

出来事をドラマチックに演出し、起こるかもしれない問題について他者に警鐘を鳴らす傾向があります。身近な人が間違った行動をとらないように注意し、保護しようとします。

https://casual-typology.blogspot.com/2023/03/eie-by-meged-and-ovcharov.html?m=1

これはそうすることにより、相手に危機感を抱かせることができると、EIE自身が判断しているから(相手に自発的な行動を取らせるFe的アプローチ)。ほとんど無意識の言動だと思う。この間違ったというのはエニアやトライタイプの16的な意味ではなく、Ni的な意味だと私は解釈している(時間の中にターニングポイントがあり、そこで取り返しのつかない行動をしてしまうと、あとから挽回するのが大変だと考えるため)。

出来事がどう進展していくか予想するのが得意ですが、焦って物事を前に進めるのはあまり好きではありません。決定を下す前に、かなり悩み、躊躇してしまう傾向があり、全ての長所と短所を比較しないと気が済みません。

https://casual-typology.blogspot.com/2023/03/eie-by-meged-and-ovcharov.html?m=1

高次元Ni・Ne。それから、弁証法的アルゴリズム的認知スタイルが関係しているように見える。


いずれにせよ「何に同意できるか」ではなく、

「何がどのように繋がっているのか」
「どういう理論のもと成り立っているか」
「説明に使われている言葉は何を意味するのか」

を慎重に考えた上つつ、なるべく大勢と回答を比較し、「何がどう違うのか」を見ていくこともすごく大切。

相対的に見てあらゆる可能性を考慮した思考をするのがEIEの特徴とおじさんに言われて初めて自覚を持てたのだが、このように他者視点により得られる気付きも多い。

質問集を一通りやるのは大前提である。でないと、その人の本当のタイプは見えてこない。本人でさえわからないかもしれない。

【追記】

念のために統計も貼っておくが、絶対に正しいとしてしまうことは避けたほうがいいと私は考えている。

・統計とは、その時点での最新情報である
・誤認が含まれていないとは言い切れない
・統計自体の信憑性
・数百人だと少ないかも

mbtiの公式セッションを受けた相互も言っていたことだが、なりたいタイプ像がある場合、誤認していることに本人が気づかないことがある。ソシオニクスにも同じことが言えるのではないか、と私は考えている。質問集をやり終えたあとは、正直な意見を交換できる場が必要になってくる。なるべく大勢でやった方がいいだろう。
また、理想のタイプ・なりたいタイプがなく、自己理解を深めたいと本気で思っているという前提条件も大切だ。どんなタイプに見えると言われても構わないから、本当の自分のタイプを知りたい、と。
エニアグラムの一部書籍においても誤認があったので、自身で情報の精査を行うことが大切。

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