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大自然品質~傷だらけの人生~

 今の時期ミカンは摘果(てっか)といって間引き作業の時期。1本の木にたくさんなりすぎても味が落ちてしまうのと、樹の活力を来年に向けて維持するために間引きをします。

 残念ながら美味しくならなそうな子たちから取り除くのですが(冒頭写真)左の子は台風などで近くの枝で傷がついてしまったかな。右の子はハートの部分が日焼けしすぎてヤケドの痕がひどく、硬く変質しちゃった子。

(下の写真)この子たちはおそらく虫たちが食べた痕でかさぶたがたくさん。

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 あんまり皮が硬く変質しちゃうと正直味も落ちちゃいます。でも虫が食べたらまずくなるか、というと100%そうとも言い切れない。カメムシのように落実してしまうような場合もあるけど味に影響のない程度で済むケースも実は多いなと経験的に感じています。

 うふふなミカンは「大自然品質」という多様性の中で、見た目がいろいろ(笑)でも味に影響のない範囲であれば出荷しています。これは小さな農家ならではの目が行き届く量だからできる手法であり、買ってくださる会員の皆様の温かなご理解があるからこそ。

 人もいろいろ(笑)なのと同様、自然からの恵みは多様性に富み、それを一緒に「大自然品質」として楽しんでくれる仲間が増えていくといいなぁと思っています。 

いただいたサポートは無農薬、自然栽培の勉強に充てさせていただきます。