見出し画像

金融教育レッスンマニュアル:お金の種類を学ぼう(初めてのお金の教育向け)

こんにちは、ゆきひこです。こどもマネー専門家として活動しています。

私は日々自分のこどもにお金の教育をしています。特に30分の時間を週一回とって「かねべん」といってお金の授業をしています。

そこで得た経験を元にお金の授業マニュアルを作成しました。ぜひ、みなさんのご家庭でも同じようにレッスンをして欲しいと思っています。


お金の授業マニュアル「かねべん」 

今日のテーマ:お金の種類を学ぼう

レッスンマニュアル目次
・授業の内容と目的、事前準備
・イントロ
・1.お金の種類当てクイズ
・2.お金の裏と表に何が書いてあるかクイズ
・3.レジで買い物遊び
・まとめ
・自分のこどもにレッスンをした感想
・さらに深掘りするには

授業内容

・お金の種類を学ぼう

本授業の目的

・お金の種類を学ぶこと
・お金に興味を持ってもらうこと

授業が完了したらお子様がどうなるか

・どの紙幣・硬貨が何円なのかを理解できる。
・会計で簡単な支払いができるようになる。

レッスンのために準備が必要なもの

・紙幣(10000円札,5000円札,1000円札,2000円札もあればより良い)、硬貨(500円玉,100円玉,50円玉,10円玉,5円玉,1円玉)

教えるのに必要な知識

・近年のお金の歴史
・各紙幣に乗っている人物の簡単な紹介。
・お金の裏と表には何が書いてあるか、

下記の参考リンクを見ながらお子様に説明してあげれば大丈夫です。

参考リンク

こちらのページにてお金の種類について事前に少し見ておくと説明しやすいです。

・造幣局 - リンク 
・財務省 - リンク 

授業の流れ - 合計30分が目安

イントロ

さっそく、授業を始めましょう。

「お金の授業を始めます」、と言って会話を始めるのもいいですし、勉強っぽくしたくない場合は、「じゃあ今日はお金を見てみようか」と遊びっぽく始めるのもありです。

お子様に合わせて始め方を工夫しましょう。授業を習慣的にすると決めた方がやる気がでるなら授業っぽくしましょう。

わが家の場合は学校の授業のマネをして、最初にみんなで「起立!、気をつけ!礼!」とあいさつしてから始めています。

1.お金の種類当てクイズ

全ての紙幣や硬貨を机の上に並べます。そして、一つ一つの紙幣と硬貨についてそれが何円かを聞いてみましょう。

まずは、お子様がどれくらい知っているかを把握しましょう。知っていたら「すごーい!知っているんだ!」と褒めましょう。

その後に、わからなかったもの値段を説明します。全部自分で言えるように練習しましょう。全部言えたら次に進みます。

2.お金の表と裏に何が書いてあるかクイズ

次はお金をじっくり見てみます。

お金の表と裏には何が書いてあるかを聞いてみましょう。こどもはじっくりお金を見ると思います。しばらく見させてあげましょう。

そうしたら、お金に書いてある内容について説明をしてあげましょう。ここで説明する必要があるのは以下です。紙幣と硬貨を見ながらで構いません。

紙幣には金額と人の絵、裏には有名な風景が書いてあります。上記の参考リンクを見て説明してお金に書いてある有名人(福澤諭吉など)と有名な場所(平等院鳳凰堂など)について説明してあげましょう。

紙幣にはコピー防止のラメが入っていますので、なぜそれが入っているのかを説明してあげましょう。お金の偽物は作ってはいけないと言うことを教えます。

硬貨は何の材料で作られているかも参考リンクを見て話をしましょう。
日付を見て、この硬貨は新しいとか古いとか、話をすると盛り上がります。

うちの子は、「このコインはパパが生まれたより昔にできたコインなんだね!」っと興奮していました。

3.レジで買い物遊び

次は子供が好きな、買い物遊びです。

まずは、お子様が買い物客役で、あなたがレジ役をやりましょう。お子様の算数のレベルに合わせて買い物の金額を変えてあげましょう。

例えば10の位以上の計算が難しければ、3円とか7円の買い物から始めます。
5円の鉛筆を買うのに子供はいくら払うか。最初はお釣りがないように遊びましょう。

次に、7円の消しゴムを買うのに10円玉しかもっていない場合など、お釣りのある場合も練習しましょう。

実際に何回も買い物をさせてあげましょう。こどもはエンドレスに繰り返したがるので、飽きるまで付き合ってあげると理解度が深まります。大変ですが笑。

まとめ

重要なのが、最後に今日の授業の内容を理解しているか確認することです。以下の質問に全部答えられるまで説明し直したり教えたりしてあげて下さい。


1.紙幣・硬貨を指して、これは何円か?
答え:全部の紙幣と硬貨に対して、全部何円か言える
2.お金の表と裏には何が書いてあるかな?
答え:有名な人と有名な場所
3.お金の偽物は作って良いのかな?
答え:偽物を作ったらダメ。犯罪。
4.消しゴムが5円だったら買うのにいくら払ったら買えるかな?
答え:5円でも10円でも5円以上のお金を出せば買うことができる。

自分の子供にレッスンをやってみた感想

とにかくこどもはお金が好きです。私の子供達もお金を見たらあれがどうだこれがどうだとワイワイ騒ぎ始めました。レッスン用のお金は用意したのですが、「自分のお金を持ってくる!」と言って財布を持ってきました。

できるだけこどもにお金を触らせてあげましょう。実際に触れてみると理解が深まります。また、イメージを悪くしないように、「お金は汚いよ」というようなことは言わないように気をつけてあげましょう。

最後に、私のレッスンでは、時間切れで一回でレジ遊びまで行きませんでした。なぜならお金を見ていろいろ勉強をした時点で集中力が切れてしまったのです。

お子様が時間が経って飽きてしまったら、二回にレッスンを分けるなどしていきましょう。飽きているのに続けても効率が悪いので、お子様のコンディションには気をつけることをオススメします。

さらに深掘り

内容を深掘りするには、以下の内容を追加でしてあげても良いと思います。

・最初の紙幣はどんな物かをスマホで調べて見せてあげましょう。
・昔のお金(おじいちゃんの時代のお金)は100円札があったとか歴史を調べて見せてあげましょう。
・今後2024年に変更になる予定の紙幣も見せてあげると、時代によって変わっていくことが理解できます。

以上になります。

ぜひこれを見るだけでなく、お子様に授業をしてみてください。お金の知識もつきますし、親子の良い時間が過ごせると思います!

ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?