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エッセイ・詩など

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たまにぽかんと浮かんだ思いや言葉をエッセイ・詩にしています。 できるだけ、シンプルに伝わりやすい文章を目指して。
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2024年3月の記事一覧

【エッセイ】朝の月

朝五時半に起きて ベランダにでてストレッチしてると 四ツ谷駅の大きなビルのうえに ぽっかりと白いお月さまが浮かんでいた ちょっと前までこの時間は薄暗かったのに もう青空が眩しくひろがっている 昨日はお昼汗ばむくらいの陽気だったから 一気に春から夏になったみたいな感覚 さて、 Tシャツとパーカーでラジオ体操でもいってこようかな 今日で三月も終わり 明日から新しい年度、新しい仲間たちとの仕事がはじまる 今日も新しい一日がはじまった 穏やかなよい一日になりますように

再生

【ギター練習の日常】輝きながら 〜故郷の親に、静穏の祈り

先日仕事を終えてから少しの時間があったので、ひとり部屋で弾いていました。「輝きながら」声変わりしてない時から好きな曲かな(笑) 今年の春は風が強くて、 闘病中の母のことと重なって、昨日親父まで入院してしまいました。 日頃の心労もあっただろうし、 何よりいままで70年以上病気知らずだったことも、いろいろガタがくる歳になって、少しホッとした時に出たのかも知れないなと思ったり。 とりあえず顔を見に行くところです。 自分も50になって、少しは落ち着いていろいろ考えられるようになったけど、 まだまだいろんなことがあると内心はあたふたしているようにも感じるな。 いま電車で読んでいる本に気になったフレーズがありました。 前から好きなスティーブン・マーフィー重松さんの『ハートフルネス』からの引用。 一日ごとを生き、 一瞬ごとを味わい、 困難を安らぎへの道として受け入れなさい。 神学者ラインホルド・ニーバー「静穏の祈り」の中からのフレーズ。 マインドフルに生きて、何事もありのままに受け止められる気持ちになれることがハートフルネスで、まさに今の僕や家族に必要なメッセージなような気がした。 大きな試練はがたくさんあるけれど、それは自分の弱さやもろさに向き合っていることそのもの。 自分の弱さを受容して生きる喜びを味わい家族とも共感できることが大切なのだと、そんなことをふと考えてました。 この曲は、週末のほりべえさん家のホームパーティーで披露できる曲ないかなぁと弾いていた曲でした。ほりべえさん、せっかくの機会をごめんなさい。今回は行けなかったけどまたもっと練習してパーティーに参加したいです✨

冷たい風

もうすぐ暖かな季節がくるのかと思いきや、 また冷たい風が吹き荒れている。 僕はたまらずマフラーと手袋に厚手のジャケットに身を固めて北風に逆らいながら道を歩いている。 いろんな試練が次々に現れて、解決する間もなく、また次の試練がのしかかってきた。 冷たい風は容赦なく吹き付ける。 涙を流す間もなければ、悲観的に考える暇もない。 無情に流れる時間に抗うことも出来ず、長い年月のツケが一気にまわってきたのだろうか。 僕は放心状態になりながら 少しでも前に進むしかないと行動する。

【エッセイ】いろんな町の空気を吸い込んで

いろんな町の空気を吸い込んで いろんな町のいろんな人たちと出会い いろんな話に耳を傾ける そこにはたくさんのストーリーがあって その人の今まで生きてきた人生のシーンが いろんな場所に息づいている ある地方の町の再開発プロジェクトで 数年前まで動物園があった場所を訪れた すごく広い敷地は人も動物もいなくなってから放置されてきたから だんだん自然の環境に戻ってきていた 所々にいろんなオブジェや遊具が草木に混じって埋もれていたり 小さい頃からこの辺りで育った方々と一緒に歩いて