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物語と私。

 思えば、私には現実世界のメンターが居ません。
 だから何に対しても、一人で思い悩むことが多く、他人に気軽に悩みを打ち明けられません。
 でも他の家族は、悩みがあっても、すぐ誰かに打ち明けるので、いつも機嫌が良さそうです。
 時々、ふと『どうして私はそういう生き方が出来なかったんだろう』と思ったりします。
 個人的に、親やきょうだいは相談相手にはなりませんでした。
 友だちや先生にも相談できないことが多かったです。
 私の悩みを軽く見られたり、他の人のが大変でしょ、と言い返されたりすることが多かったからです(家族や友人は好きです)
 だから私は、誰にも相談しないように、悩みを打ち明けないように、生きてきました。
 そのためか、必要以上に物事をネガティブに捉え、自分を追い詰めてしまう癖がどうにも抜けません。

 そんな不器用な私のメンター代わりだったのは、ゲーム、漫画、小説、アニメ、ドラマ、映画でした。
 人としての感情や道徳が育まれたのは、物語があったからだと思います。
 物語は私にとっての救いでした。
 いつも、人生を生き抜くための『気づき』をくれました。心を豊かにもしてくれました。
 生きるのが辛くて、どうしようもなかった時もあったけれど、どんな時も物語は、私にそっと寄り添ってくれました。
 だから私は、物語が好きで、物語に執着してしまうのかもしれないです。

 絶望を感じていた私に、勇気、元気、希望をくれた作品が沢山あります。
 もちろん、落ち込んでいた時に、とことんネガティブに寄り添ってくれた作品もあります。
 いつかその作品の話も出来たらと思うのですが、今は省略しておきます。
 
 今の私の目標は『人の気持ちに寄り添えるシナリオライターになりたい』です。
 なので、どうにか沢山の人の目に触れられるような物語が書けたら良いなと思っています。
 頑張ります。
 
 あ……とりあえず今後は、精神安定のためのメンターを作ります。はい。
(でも別に現実世界の人間じゃなくてもいい……よね?)
 


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