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『サラの鍵』

もう既に2週間前だけれど、
去る1月27日。
この日は、
ホロコースト犠牲者を想起する
記念日だった。

ユダヤ人強制収容所の
アウシュビッツが
解放された日。

Holocaust Remembrance Dayと言われる
記念日を、今まで知らずにいた。

『サラの鍵』は、去年読んだ一冊。
何度も何度も
胸が締め付けられる思いで
一気に読んだ。

ちょうどパリへの旅行中で、
パリが舞台のこの本を読もうと
出発前に旅行鞄に入れていた。

偶然にも、滞在先のホテルが
この小説に出てくる界隈で。

滞在している土地で
過去に起きた出来事に
想いを寄せながら
寝不足になりながら読んだ。

この世界には
忘れてはならない歴史が
沢山あるのだと、
改めて思い知らされた。

こうした事実を知るたびに、思うことがある。
何でもない、平凡な当たり前の日々に
ただただ感謝だな、と。

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