【kintone】郵便/荷物の追跡情報をレコードに埋め込む

ちょっと面倒だったことを、ちょっとの労力で恒久的に解決できたことが嬉しくて、記事にしてみました。

kintoneアプリで顧客管理などしたときに、送付したものを追跡可能にするケースもあるかと思います。例えば、日本郵便ならレターパックや簡易書留など。

今回は送付したレターパックの番号をレコードに記録していたので、その状況をkintoneの画面から直接リンクする方法を書きます。最初はJavaScriptで作るかな?と思ったのですが、散歩してたら「いや待てよ、カスタマイズなしでできるんじゃないか?」と思ったことを、以下のように試して一発OKでできました。

まず、レターパックの番号は手入力で仕方ない。大量に発生するような場合は、バーコードリーダーを使うのも方法ですね。

レターパックの番号は「文字列(1行)」で作成しました。フィールドコードは「追跡番号」です。

新たに「番号追跡」のURLとして成り立たせるための「文字列(1行)」を「自動計算する」を設定し、計算式を以下のように記載しました。

"https://trackings.post.japanpost.jp/services/srv/search/direct?reqCodeNo1="&追跡番号&"&searchKind=S002&locale=ja"

上記URLをどうやって取得したかですが、まず日本郵便のトップページで、何か「番号追跡」します。

日本郵便のトップページにある入力フィールド

そこから展開したページのURLを、そのままそっくりコピー。
モザイクにしているところが、入力した追跡番号に相当します。

追跡結果ページのURL

コピーしたURLから、使った追跡番号の部分をフィールドコードに入れ替えて、文字列結合したのが、前述の式です。

そして、これが簡単にできた大きな要因は、kintoneの賢さ!
文字列の自動計算でURLを記入したら、なんと表示画面では何もしなくてもURLとしてリンクになっていた!
これはkintoneというより、ブラウザの自然な動作かもしれませんが、先頭がhttpで始まる文字列をURLとして認識してくれることで、何も苦労なく郵便追跡画面へ遷移させることができました。有難い。

今回はレターパック(日本郵便)に限って利用する画面だったので、リンク先のURLを固定文字列として使っても問題なかったですが、宅配などの選択肢が必要なアプリでは、やはりカスタマイズは必要だと思います。ただ、バックオフィス担当者からすれば、送り状の番号だけ入力すれば、状況確認がすぐにできるという仕組みは有難いので、ぜひアイデアとしては活用してもらえたらと思います。

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