乳児湿疹

小さい子どもをお持ちのお母さんのお悩みの一つに、乳児湿疹が挙げられます。
かわいい我が子のぷるぷるの肌にある日現れる湿疹。
あれ?お肌を汚れたままにしちゃったかなー?と思い、お風呂でいつもよりも丁寧に洗ってあげて一安心。
なのに次の日になったら、なぜか湿疹の部分が広がっていて、そのうち膿まででできてしまう。
一体何が悪いんだろう?どうしよう!?
悩みますよね。
私もそうだったので、その気持ち、本当によくわかります。

でもね、この湿疹、ちゃんときれいになるのです。
赤ちゃんのきれいなお肌は、必ず戻ってきます。
そのための方法は、以下の通りです。

①必要以上に洗わない。
②保湿しない。

以上。

要するに、何もしない。
それだけ。

それだけで、1歳になる前までには必ず赤ちゃんのお肌はきれいになります。

その理由を書いていきます。

①必要以上に洗わない
まず、洗うことは、赤ちゃん自身が出している、肌を治すための成分も一緒に洗い流すことになってしまうということです。

湿潤療法というものを聞いたことがあると思います。傷から滲み出る人間の体液には、傷を修復する成分が含まれているので、それを使う治療法です。
専用のものがドラッグストアなどで販売されていますが、ラップでも代用可能です。
湿潤療法を使うと、乾かすよりも早くきれいに傷を治すことができます。

赤ちゃんの肌にも同じことが言えると考えています。

②保湿しない
通常、保湿剤には界面活性剤が含まれています。界面活性剤は、水と油が混ざるようにするための成分です。乳化剤とも言います。

赤ちゃんの肌にも、外の悪いものが直接体内に侵入しないようにするためのバリアがあるのですが、それは体内から出た脂でできています。保湿剤に含まれる界面活性剤は、それを破壊してします。
保湿のための脂を肌に染み込ませるためなのですが、では、その保湿剤の脂は何でできているのでしょう?

また、たとえ界面活性剤が含まれておらず、天然由来の保湿剤だったとしても、赤ちゃん自身が作る自分のための保湿剤にかなう脂や油などあるはずがありません。


乳児湿疹は、赤ちゃんがお母さんから栄養と一緒にもらってしまった要らないものを外に出そうとする、必要な排出だと言われています。

ホメオパシーでは、肌から排出するのは、とても良いことだと考えます。
肌は新陳代謝が早く、損傷を受けてもすぐに再生できるからです。
損傷が体の内部であれば、そうはいきません。

皮膚から排出できるのは、生命エネルギーが強い証拠なのです。

とは言え、赤ちゃんの肌がグジュグジュになってしまうのは辛いことですよね。
辛くて、お医者さんに連れて行ってしまう気持ちもよくわかります。

お医者さんに連れて行けば、普通はステロイドを処方されるでしょう。

でも、それを使うということは、せっかくの排出作用を止めてしまっているということであり、肌がきれいになったと言っても、どちらも結局は一時凌ぎでしかありません。ちなみに、ステロイドじゃなから大丈夫だと思って使いがちな亜鉛華軟膏でも同じことです。

グジュグジュの赤ちゃんの肌を見て、周りの人から何か言われたり、言われなくても、何か言われるのではとびくびくしてしまったりして、自分を責めてしまうお母さんもいるかもしれません。
何度も言いますが私もそうでした。

でも、そんな時こそ、自分と赤ちゃんを信じてください。
乳児湿疹は絶対に治ります。
しかもぴかぴかに。
放っておいたからと言って、アトピーに移行することもありません。


どうしても心配で心が折れそうな場合や、限界を感じたい場合は、脱ステの皮膚科のお医者さんを受診したり、ホメオパスに相談したりしてみてください。
ホメオパシーは皮膚湿疹を得意としていますし、ホメオパスはきっと、そんなお母さんの気持ちに寄り添い、勇気づける対応をしてくれることでしょう。

ただし、湿疹が命に関わる場合はこの限りではありませんので、迷わず必要な選択をしてくださいね。


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