とびひをホメオパシーで何とかしてみた話

夏に流行する感染症の一つにとびひがあります。
一足早いですが、書いておくことで誰かのお役に立てればと思い、記事にすることにしました。

娘は2度とびひに罹り、2度ともホメオパシーで対応しました。
その記録です。
ちなみに、始めに結果をお伝えすると、1回目は失敗例、2回目は成功例となります。

〈1回目:失敗例〉
娘2歳の夏、転んですりむいた膝の怪我がなかなか治らないと思っていたところからとびひになりました。

私はホメオパシーを学び始めて1年目で、レメディーの処方の仕方についての知識はまだ浅く、でも感染症は体内の不要なものを出すために必要だからかかるものということは理解していたため、抗生剤は使わずに対応することを決めました。

とは言え、最初はすぐに治るだろうと高を括っていたのも事実です。
最初は、とびひに合うとされているレメディー(アンチモニュームクルーダム、マーキュリー、ポースティーラ、二タックなど)を摂らせました。
レメディー後、一時的に湿疹が減る感じはするのですが、またすぐに元通りになってしまいます。

次に、とびひの原因となっている菌、黄色ブドウ球菌と溶連菌のレメディー(ノゾースといいます)を摂らせてみました。とった次の日には湿疹の数が激減し、このまま一気に治るかと思ったのも束の間、やはりしばらくすると元どおりになってしまいました。
チンクチャーなども使ってみたのですが、結果は変わらずでした。

なかなか治らないので、私は治すことは半ば諦め、皮膚を清潔に保ち患部は覆うという基本対策をしつつ、娘の排出がスムーズにいくためのサポートに徹することにしました。

そのうち季節は移り変わり、冬が本格的に始まる前頃に、娘のとびひは自然と消えていきました。


〈2回目:成功例〉
娘4歳の夏、虫刺されがなかなか治らないと思っていたところからのとびひでした。

娘も成長し園に通うようになっていたので、前回のように長引かせるわけにはいかないというプレッシャーもありましたが、私自身もホメオパシーについての学びが深まりつつあった頃だったので、症状がひどい間は園を休ませることや長引くこともあることを覚悟しつつ、学んでいるZEN処方を使い、やはりホメオパシーのみで対応することにしました。

ZEN処方とは恩師由井寅子先生が考案したレメディーの処方で、チンクチャーで臓器のサポートをしながら、症状に合う3種類のレメディーを朝昼晩とそれぞれ摂っていく方法です。出ている症状を組み合わせていくことで、その人に合ったレメディーの選択が可能になります。

娘のレメディーは、一般的にとびひに合うと言われているものとは違うものになりました。
一部、症状の出方を促進すると言われているレメディーも含まれますので、具体的なレメディー名を記載することは避けることにします。

レメディーをとり始めた数日間は、頭部を中心に湿疹が一気に増えました。
とびひの湿疹は膿を伴うのですが、その膿が夏場の汗と混じって強烈に臭かったことを覚えています。
その後1週間ほどで湿疹の増加ペースが鈍化し、発症から2週間ほどで新たな湿疹は出なくなりました。


どんな感染症でも、ホメオパシーのみで対応する場合、治癒までに少なくとも2週間程度は要すると言われています。
私自身にとっては、娘のとびひは2週間よりももっと長引くだろうと覚悟した上だったとは言え、感染症が本当に2週間で治癒していく経過と、必要なレメディーは人それぞれ違うということを目の当たりにした経験となりました。

ただし、私の場合は何とかなりましたが、「ホメオパシーで感染症対応がしたいけどうまくいかない!」という場合は、ホメオパスにご相談いただくか、医療機関を受診してくださいね。

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