犬のフィラリアがホメオパシーで何とかなりそうという話

私の実家には、12歳になる雌の犬がいます。
2010年に母がもらってきました。
ゴールデンレトリバーが3/4なのですが、どう見ても雑種です。けれども、随所に賢さを感じるかわいいい子です。
母には、犬は外で飼うものという信条があるので、普段は庭先に繋がれています。

そんな彼女はフィラリアに罹っています。
都会では、フィラリアはほぼ根絶されたという話も聞きますが、蚊を含む虫がたくさんいる環境である上に、外で犬を飼う習慣が少なからず残っている田舎では残念ながらそうではありません。
気がつくと、実家の犬は、たまに咳をするようになっていました。

症状が一気にひどくなったのは、2020年の冬、年が明けて間もなくの頃でした。
ある日母が、悲鳴のような鳴き声を聞いて外に出ると、犬は地面に横たわり、立ち上がることができなくなっていました。
1時間ほどしてようやく自分で立ち上がり、何とか犬小屋に入ったそうなのですが、その出来事以降、食欲もなくなり、あまり散歩にも行きたがらないようになってしまいました。

手術も本意ではないので、このまま弱っていくのを見届けるしかないかという母の話を聞いて、私は、ダメもとでもレメディーをとらせてみようと母に提案し、いくつかレメディーを選んでみました。
すると、ホメオパシージャパンから発売されているペット用チンクチャーのうちの一つに、選んだレメディーのほとんどが含まれているものがあったので、そこにいくつかレメディーを追加してオリジナルのチンクチャーを作りました。
そのチンクチャーを毎日の餌に数滴混ぜて与えてみたところ、犬が少しずつ、元気を取り戻してきたように見えました。
その後もチンクチャーの種類や追加するものを工夫しながら、今もレメディーを与え続けています。

大まかな経過は次のとおりです。

2020年、冬を何とか乗り越え、調子に波は見られたものの、夏には食欲も戻り散歩に行きたがる日が増えてきました。

2021年、症状が寒さで悪化することがわかっていたため冬は少し心配でした。実際に小屋の中でじっとして動かない日もありましたが、何とか冬を乗り切ることができました。母は犬の体調を心配して散歩を控えていましたが、夏には自ら催促するようになりました。

そして2022年、とても寒い冬でしたが、犬はとても元気です。食欲は旺盛で、母が散歩を怠ろうものなら、連れて行ってもらえるまで催促するほどになりました。

とは言え、咳は今でもたまに出るようですし、いきなり激しい運動をすると酸欠を起こしてしまうこともあるので、フィラリアが完治したわけではありません。
でも、私が実家に遊びに行く度にとても喜んで迎えてくれる姿を見ると、具合の悪かった時期は乗り越えられたと思えます。
母も、以前の具合の悪さが嘘のようだと言っています。

動物は人間よりもホメオパシーの効果が得られやすいという話は聞いていましたが、いつ命が尽きてもおかしくないほどの状況だった犬の健康状態がここまで向上したことは、驚きでもあり大きな喜びでもあります。

このまま、実家の犬が最後まで健やかに過ごしてくれたらと願っています。

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