こんなコンテンツ作りを目指しています

ライターになりたいと思ったきっかけ、今後目指しているコンテンツ作りについてまとめました。

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それは10年ほど前、小学校に通うグレーゾーンの子どもたちを見ていた時だ。私は彼らの抱えている問題を目にして、自分ができることについて考えていた。
グレーゾーンの子どもたちには、親の理解度、家庭環境など課題が山積みである。教員やスタッフは1年しか子どもたちのそばにいてやれない。だから、できることを精いっぱいやる。

ある日、暴れまわっていた子どもが、投薬をはじめておとなしくなった。良かったですねと、先生たちが話をする。
でも、ふと疑問が沸き上がるのだ。
この子が薬を飲んで学校生活に溶け込むのが、本当にいいことなのか? 
先生の言うことをおとなしく聞けるのがいいことなのか? 
問題行動を起こさなくなったことを大人が喜んでいるだけなのでは? 
その子の将来まで考えて、「良かったね」と口にできている?
ひょっとしたら、私が勉強不足なだけで、いいことづくめなのかもしれない。
疑問を抱えたまま、彼らと一緒に図書室に行き、読む本を選んだ。ひょっとしたら、心を癒す一冊に出会えるかもしれないから。
クラスメートに石を投げる子の間に立ち、守った。石が当たらないようにするだけじゃなく、投げる子どもも守りたかったから。家庭科の授業では、裁縫にいそしむ子どもに、「夏休みはどこかへ遊びに行くのか」とちょっかいをかけた。その子はかすかにほほ笑んで「ディズニーランドに行く」と答えた。

この10年で、彼らの環境は改善したのか? 
わたしは彼らに何か手を差し伸べられたのか?



次の10年。子どもの心に寄り添えるコンテンツを、どうしても生み出したい。直接働きかけるものじゃなくてもいい。誰かの心を動かしたい。
私が見ていた子どもたちは大人になってしまったけれど、当時の彼らの心が、一瞬だけでも灯ってほしい。両親がいない夜を、超えていく力になればいい。


※この記事は、2020年4月、感染症対策のために自宅待機をしていた際に書いた下記記事の一部抜粋です。構成は後回しにして、頭の中でぐるぐるしていることをそのまま書いています。読みにくいかもしれませんが、こちらもよろしければ何卒よろしくお願い申し上げます。


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