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Flesh and Blood PTI 優勝Bravoデッキガイド 2023.9.22


はじめに

主に関東圏でFABを楽しんでいるゆきだるまと言います。
今回2023年9月3日に行われたFlesh and Blood日本選手権の併催イベント、Professional Tournament Invitational in Osakaで本当に運に恵まれて優勝できたので、ずっと使用していたBravoについて記事を書いてみようと思いました。

僕自身Oldhimから始まったFaB人生なので、まだまだ練度が足りず、もっと詳しいBravoユーザーの方たくさんいらっしゃると思います。また人によって感じる事や戦略、カードの評価がまだまだ確立していないゲームですので、色々そこは違うだろ!ってところもあるかと思いますが、暖かい目で読んでいただけると嬉しいです。

記事の内容はある程度FaBをやっている方向け、特にBravoとすでに何回も対戦した事がある〜使用している人向けです。Bravoから始める初心者の方はRathe timesなどの記事や、他にもBravoの始め方を解説してくださっている方がいらっしゃるのでそちらを参考にしてある程度カードの動きなどがわかってから読んでいただけると良いかと思います。略語なども多用しているので、読みにくい記事になっていますが、次回からは少し配慮しようと思います。フォーマットはCCです。

デッキ選択について

まず現環境での立ち位置ですが、

『悪くないが、優勝を狙うのにはかなり頑張らないと厳しい』

といった立ち位置です。現環境のトップメタはLexi、Iyslander、Dromai、Briar、Uzuriです。(Briarは幸いLLになりました)日本ではDashやKatsuなども使い込んでいらっしゃる強力な使い手が多いです。まずBriarにはかなり不利、Lexi、Iyslanderはやや不利です。(Iyslanderは熟練度にとても左右されるので全体としては5分) DromaiもDefensiveな型だとかなり厳しい相性です。LeviaやFaiなども数は少ないですが、基本的に早すぎるアグロ型デッキが苦手なので、安定して勝てる対面はそれほど多くありません。ただこのゲーム、経験値がとても大事なので、トップメタを握っても力を引き出すには練習量が必要になります。RTNまでOldhimを使用していたため、他のヒーローを全て使用してみた上で、熟練度をGuardian以上に上げるには自分の可処分時間が足りないと判断し、基本的にはBravoで練習していました。後述するタイプの中では7月時点で主流だったAggressiveなMidrangeを使用していましたが、勝率が安定せず迷っていたところで、Calling:BarminghamでPablo Pinter氏の戦い方を見てDefensiveに戦うプランを混ぜると応用力が上がる事を学んで、最終的にBravoに決めました。相性差を乗り越えて勝つのがとても難しいゲームなので、勝つなら適切にメタを読んで、強いヒーローを使うのが一番大事です。現環境では時間さえあれば今でもLexiが最強だと思っています。(もうLLになりそうですが。)

Bravoというヒーローとアーキタイプについて

1枚の打点が高めなので、攻撃力が高いと思われがちですが、1ターンに出せる点数はそれほど高くありません。完全にAggroにして打点だけ稼ごうとしても、もっと高い打点の出せるLexiやBriar、Fai、Katsu、LeviaなどのAggroに打点で負けてしまいます。

Bravoの取れる戦略は

・防御にハンドを切らせる、またCrippling CrushやPummelなどで手札の枚数を減らして相手の攻撃力を削ぐ(相対的にこちらの打点の方が高くなる)+デッキも防御に消費させる→ライフレースをしながら相手のデッキ切れも狙う

・ひたすら防御力の高いDRやインスタントを併用して、防御を続けて相手のデッキ切れを待つ→Full fatigue

の2点です。Bravoはヒーロー能力が優秀なので、Dominateを付けて勝負を決める事もできますし、一枚一枚のコストが高い影響でデッキのカード1枚消費して高打点を取れる(Anothosならデッキのカード消費しない)のに対し、防御札をたくさん使わせる構造になっているので、攻撃し続けても相手のデッキ切れを狙う事も可能です。

実際には対面によって使い分ける事になります。

Bravoのアーキタイプ

という事で主に3種類のBravoの方があると考えています。(変態型を除く)名前は適当につけただけなので許してください。

・Aggressive midrange

https://fabrary.net/decks/01H54F8TG6X0HXT39AZ4M8Y19Z
サイドにはCrush効果の異なるAAのバリエーションを増やして、とにかくCrush効果や手札を切らせる事で殴り合うデッキです。Aggroっぽいですが、やはり速度が遅いのと、Anothosを振るしかないターンがでてきてしまうので、分類としてはミッドレンジ寄りになると思います。上手く手札が噛み合うと毎ターンDominateをつけてor Pummelなどの強力なARを併用しながら相手に攻撃する隙を与えずに勝てますが、青カードが多い都合上攻撃の手が止まってしまい、相手に捲られる事もあります。正統派のBravoの良さが感じられるデッキなので、まだ触った事がなければこの型で強い攻撃ターンを学ぶと良いと思います。Onhit効果を持ったAAがARで飛んでくるUzuriや、Comboを有効に防ぐのが難しくなるKatsu、剣を成長させると打点を上回れなくなるDorintheaなどに対応力が落ちるので、大会で握るには安定性が落ちると思っています。

・Defensive midrange

https://fabrary.net/decks/01HAXK94ZM8RE3JDHNEFWYMTTH
現環境(2023年9月現在)はこの形がベストだと考えています。原則的に60枚のデッキで最低限のAggressive Midrangeを組んで、他のサイド8−12枚程度を全てDRに割いている形が多いです。DRを増やすと、上記のUzuri、Katsu、Dorintheaなどに対応力が上がるので、広範囲のヒーローを見る事ができるようになります。デッキの構成自体はとてもシンプルなので、Aggressiveな形で単純に攻撃し続ける戦い方に飽きてきたらこっちを使ってみると良いです。盾やDRをサイドインした時の戦い方はDRを山札1週目で全部使い切る気持ちで相手の攻撃を受けて装備品をOnhit防ぐのに使用しつつ、良い手札であれば攻撃、もしくは4点ハンマーを振ります。2週目でピッチスタッキングした7コストAA、Spinal Crushなどをdominateつけて打ち続けます。相手の赤が多いうちは防御で対応、相手の赤カードやDRを切らせて、デッキ2週目で薄くなった相手の攻撃を受けながらこちらの赤カードをしっかり使っていくというイメージです。Dominate付き7コストAAが2−3回決まるようであればほとんどこちらの勝ちなので、しっかりスタッキングできていれば余分なAAは防御に使ってしまって構いません。注意点は、あくまでも攻めを意識した防御をする事です。Full Fatigueを目指すデッキではないので、防御だけではこちらのデッキが切れて負けます。うまく盤面を返す事のできる手札が来た時は思い切ってライフ受けするのも肝心です。装備の使い方が非常に重要で、Onhit効果を必ず止めたいもののみに使用するようにしてください。例えば、アーセナルのカードを守る為にCnCを装備で受けるのはかなり危険です。(時々やらかします)相手のデッキに入っているOnhit効果の厳しいカードを使われるまで温存して、それらに対しても極力手札のカードで足りない数値を装備で防ぐように心がけてください。防御が苦手な方はKatsuとの対面が非常に練習になりますので、Katsuと練習する事をお勧めします。(Katsuは防御をミスするとあっという間に負けるので、防御ミスがすぐにわかります。安定して勝てるようになれば防具の使い方はばっちりです。)


・Full fatigue

https://fabrary.net/decks/01HAXKD2HBGX2JDVGHHS0EQQ4Q
個人的に好きな形がこの形です。Oldhimコスプレとさんざん言われましたが、僕はRampartが一番好きなカードです。完全にデッキ切れを狙ったデッキです。

基本戦略はとにかく防御に手札を使います。Fatigueデッキで肝心な事は防御にカードを使いすぎて、自分のデッキがなくなってしまう事です。このデッキではデッキ枚数が第2のライフになります。各ターン相手のデッキ消費よりもこちらのデッキ消費が多くならないように注意してください。こちらが攻撃する場面はあまりなく、あってもほとんどがTitan’s Fistの4点だけです。(武器振るのはデッキが減らない)Oldhimがいた頃はHero能力や、Crown of SeedsやRampart of the Ram’s headなどのピッチだけで防御点数を稼げたので、非常にこの戦略に合っていたのですが、Bravoはデッキ枚数の消費がとても激しいので、基本的にはこの戦略に向きません。そこで、5点防御のDRやOasisなどの一件カード2枚使用して防御点数が低いカードであっても、「デッキ枚数を減らさない」事がカード選択上非常に重要です。(ピッチするだけならデッキは減らない)その点ではStaunch Response各色があるGuardianは恵まれています。この形だとStaunch Responseのコスト2というのが非常に輝きます。(残り1リソースをRampartに使用したり、Oasisに利用したり、Arcain Barriarに使用したり)Lexi対策に研究されていた形ですが、実際完全にFatigueできる事は少なく(特にLexiがFatigue対策を取ってきている現環境では)、どこかで数回攻撃するターンを作って相手の手札を減らさないとFatigueできないので注意です。割と調整段階ではLexiをFatigueできていましたが、Fatigue Briarの登場もあり、本格的にLexiにRemembranceの搭載枚数が増え、Quiver of Abysal depthを積んでいる型もちらほらで始めたので本番では不採用にしました。この形の弱点は明確で、

・時間がかかる
・IyslanderやDromaiへのプレッシャーが弱くなる

事です。1点目は言わずもがなですが、コストの支払いに頭を使う分、プレイスピードを早くできるよう練習しないとすぐ引き分けになります。2点目がデッキ構成の話で、2コスト以下の青カードが増えるのでAnothosが6点にならない事が頻繁に発生します。せっかくZealous BeltingやRouse the ancientsなどの打点がだせる手札であっても、Anothosが6点にならず、ライフを削りきれない事態が起こります。また、Pummelや4コスト8点AAの枚数も不足しがちになるので、目に見えにくいですが、勝てる盤面を逃してしまう可能性が上がります。特にIyslander戦は1点1点の違いがとても重い局面になりがちなので、この差は意外に大きいです。利点はLexi、Briar、Fai以外のほとんどのHeroをFatigueできるようになります。(デッキ枚数によってはこの3人も可能)ただメタ的にBriar、Iyslander、Dromai、(少ない読みでしたがFaiも)への勝率を下げる方が悪手だったので、最終的にはこちらの型は選びませんでした。今回のSEの当たりを見るとこの選択が正解だったと思っています。

という事で今回選んだのはDefensive Midrange型のBravoです。(マッチアップガイドもついてますので参考にしてください)
https://fabrary.net/decks/01HAXK94ZM8RE3JDHNEFWYMTTH

基本的なAggro型60枚にDRを足したとてもシンプルな形になります。もともとCalling : Las Vegas でBen Hannan選手の使用していたデッキとよく似たデッキでStaunch Responseを多く組み込んだ形を使用していましたが、Anothosを振っている時の安定性が欲しく、最終的にはレシピをそのまま借りる事としました。

盾について

盾好きなのでちょっとだけ語っておきます。
Bravoといえば武器はAnothosです。条件付きとはいえ、簡単に3コスト6点になる武器なので、個人的にはRosseta thornの次にイカれた武器だと思っています。(殿堂入り:Winter’s Wail)

最高のハンマーの一つ

この武器を使用したTear asunder, Zealous belting, Rouse the ancientsは武器を使用するにも関わらず大幅にレート超過した(カード3枚で11-13点)を出す事ができます。しかし、前述のように単純に攻撃をしていても、アグロデッキのスピードに勝てません。

そこで、要所要所で防御していく必要があります。Midrangeプランで全て防御する訳にはいかないので、Onhit効果の強いSnatchやNinjaのComboなど、hitさせてはいけない攻撃を防ぎながら攻撃していかなければなりません。

そこでGuardianの強みである盾を使用します。

盾らしいデザイン

まずSteelbraid bucklerで、2回しか防御できない盾で変わるのか思われそうです。この盾の使い方としては、基本的にはハンマーをなるべく使用せず、AA主体で攻撃を仕掛けながら、上述のOnhitを防御していく、といった方針を取ります。この盾を使用してのFull fatigueはデッキの消費が激しく、簡単に対策を取られてしまうので、防御的にFatigueをする場合にはあまりお勧めではありません。

お気に入りのカード。Crown of Seedsとの相性が良すぎた。

Full fatigueが好きで、とにかく防御して相手のデッキを切らせたいんだ!という人はRampart of the Ram’s head を使ってください。こちらは手札のカードの使用枚数は増えますが、ピッチコストに使用する事が多いので、デッキの消費は防ぐ事ができます。攻撃はハンマーを振る以外かなり難しくなってくるのですが、防御に重点を置きたいのであればこちらもお勧めです。

マッチアップガイド

さて、それではそれぞれのヒーローとのマッチアップについて簡単にコメントしていきます。書いてないマッチアップは試行回数が少なくまだ自分の中で戦い方が確立していないマッチアップです。また機会があれば追記しようと思います。

●Iyslander

相性は全体としては五分だと考えています。ただしこのヒーローは熟練度にとても左右される点と、AAを多く積んだいわゆるBulllander型か、Arcainダメージ主体、コンボ型かどうかでABの積み方が変わってくる為注意が必要です。現環境ではAAの枚数が多めの構築が多い印象です。

【装備】Anothos, Nullrune hood, Fyendal's spring tunic, Crater Fist, Nullrune boots
Tectonic platingを装備してAnothosを安定して6点にする動きは強いですが、tunicがあるとIce eternalコンボを躱しやすくなるので牽制できます。相手の手札によっては7コストAAを青カード2枚から打つ事ができるので上手く利用しましょう。紙でやる場合誘発忘れに注意するのと、tunicの能力起動に対してinstantで動かれてしまうので、十分に想定して動く事が大切です。(本番でも失敗した) ABは青Aether Iceveinを防ぎたいのであれば3必要ですが、最近はAAを多めに搭載した型も多いのと、3点軽減できるタイミングはそれほど多くない為Crater Fistを採用しています。赤黄色Aether IceveinはAB3にしてもどの道防ぎ切れないので、AB2あれば十分戦えます。

【プラン】
基本的にはダメージを恐れずに高い打点を出していく事が大事です。Storm Striders使われても即死しない程度のライフ差(Emeritus 4 + 武器3+赤Aether Icevein 5 で12, Ice eternal使われるとフロストバイトの数による)をつけながら最後はDominate付きAAや Pummelを打って勝負を決める事になります。たまにMetacarpus nodeを装備している事もあるのでリーサルの点数計算は注意してください。フロストヘックス+アイスエターナルコンボで勝負が決まるため、フロストヘックス3枚置かれるまではライフを多めに保って攻めてFatigueしつつ、揃ってきたらとにかく相手のライフを詰めるようにすると良いと思います。

【Tips】
・原則的には相手のArcainダメージを軽減するリソースを残しながら1回のアクションをします。上述のようにライフ差をしっかりつけていく事が大事なので、受けるダメージ<与えるダメージとなるようにコツコツ積み上げていく事になります。相手がAAで攻撃してくる場合は2枚を防御に回し、返しにアーセナルの高打点AAや、ハンマーを振るようにします。

・Anothosはtunicだと6点にするのは少し手間ですが、Bravoのヒーロー能力を空打ちする、Pummelを使う、赤カードと共にピッチする、などで6点にできます。Iyslander側に防御に2枚使用させると、自分のターンかこちらのターンに1回しか行動できなくなります。毎ターンハンマーを振り続けても点数が通らず勝てないように見えますが、有効なアクションカードを防御に使わせてFatigueも同時に狙っているので、ライフ差が大きく縮まるような事がなければ心配いりません。

・Dominate付与は慎重に。リソースがコストぎりぎりの時にDominate付与すると、スタックでアーセナルからAA使用されてヒーロー能力でフロストバイトを貼られ、リソース足りなくなって打てなくなる事があります。逆に、Fuse能力を使用せずにAether Iceveinを打ってきた次のターンや、こちらのターンにインスタントタイミングで唱えてこないターンが数ターン続いた場合(DRやAAが埋まっている可能性が高い)は思い切って使用してみる事も大事です。特にDominate付きCrippling Crushは大きくアドバンテージを広げる事ができるので、ライフとリソースに余裕があれば十分狙う価値があります。GAやPummelにも同様の事が言えます。Channel lake frigid はBravoにあまり刺さらない為、唱えてくる事は少なめですが、ヒーロー能力のfrost biteコストと合わせて2コスト増えてしまうので注意です。

・赤は極力ピッチせず、後半は青カードを引けるようにスタッキングする事が大事です。後半に引くRouse the Ancientsは防御用のリソースを確保しながら7点、6点の打点を提示できるのでこのマッチでは最も有効な攻撃の一つです。

・sigilとtunicはフロストヘックス置かれた場合のフロストバイトを壊す為に使うので、並んできたら温存しましょう。逆にコンボする気がなさそうであれば遠慮なく使いましょう。

・Arsenalに無駄なカードをおくととても危険なので、置くのは極力Pummel、CnC、Sigilなどすぐ使用できるものを置きます。逆に詰めが近いならなるべくPummelをセットしておくとよいでしょう。ライフがほぼイーブンでフロストヘックス2−3枚置かれていたら、Sigilをセットしておきましょう。

・黄色以上のAther icevein+insidious chillは2リソース払ってダメージをくらって、2リソース払ってice veinとChillの分を払うと、青2枚で凌げます。Tunic のリソースがあれば、青1枚でディスカードを防ぐ事ができる(ダメージは受ける)ので覚えておくと良いです。

●Lexi

Lexiにもタイプが色々ありますが、全体的な相性は4.5:5.5くらいの微不利です。Aggressiveにすると、手札が良い時は勝てますが、Lexiの方が安定性あるので少し分が悪いです。Full fatigueは8月前半頃は十分できましたが、Bravo,BriarなどFull fatigueを狙うデッキが増えてくると、デッキ枚数を増やしたり、Remembranceを入れてデッキ切れ対策がされているLexiが増えてきました。そもそもピッチスタッキングをされて、Rain Razorsから4回矢を打たれるなどのビッグターンを作られると防御仕切る事も難しいので、防御一辺倒な戦い方はおすすめしません。個人的なおすすめは、打つAAを絞って、それ以外はひたすら耐えるという方法で、これについてはプランのところで説明します。

【装備+サイドボード】Titan’s Fist+Steelblaid Buckler、CoP、Tectonic Plating、Crater Fist、Ironrot legsです。BravoでAnothosでなくBucklerを使うかどうかの基準は「カード1枚と防具を合わせてOnhit効果を有効に防ぐ事ができる攻撃」を相手がたくさん持っているかどうかです。LexiのAAはほぼ該当します。このカードはTemper 2なので、追加で2回Onhit効果を防ぐ事ができます。こちらが攻撃するターンは有効な数枚のAAであるため、それを打つ準備時間を耐える為、防御値3のカードを安定して引く事が必須となります。打点のみのAAとなるZealous beltingとハンドのリソースがたくさん必要なPummelを抜いてサイドのDR全部入れます。

【プラン】Dominateを付与した7コストAAを3から4回打つ事が目標です。幸い、Lexiは防御に手札を回す余裕が少なく、装備品の防御値も高くありません。そこで、Dominate付きのCrippling CrushやStar Struckなどの攻撃を確実に当てていき、そこでできた隙を狙って追加で攻撃、または攻撃を防御させて手札を切らせて、最終的にFatigueに持っていくプランになります。使用するAAは多くありません。理想的な動きはアーセナルに7コストAAを設置しておき、CnCを使って手札が弱くなったターンの攻撃を受けつつ、返しでDominate付与してAAを使用する、といった動きです。Dominateつけなくてもかなり手札を消費させられる上、次のLexiの攻撃が弱くなるため打てるようであれば打ちましょう。上振れすると、そのまま連続して攻撃して勝つ事もありますし、2回決まった時点でライフもだいぶ削れていると思うので、Titan’s Fistなどの攻撃で蓄積したダメージと合わせると、リーサル圏にかなり近づいていると思います。この戦い方はかなり練習が必要なので、色々なタイプのLexiと練習するとよいと思います。ちなみに日本選手権+PTIでは練習不足だったと感じています。

【Tips】
・我慢が大事な対面です。Onhitを防ぐべき矢は、Endless arrow, Heat Seeker, Infecting Shotです。Reloadする可能性がないBolt’n shotや, Searing shot, Remorseless, Falcon wingなんかはある程度通しても大丈夫です。装備品は上記のOnhitを防ぐ為に使用しますが、Rain Razorsのターンに備えて温存できるようであればしておきましょう。

・相手の攻撃が激しすぎるので防戦一方になってしまう事もありますが、常に攻める為の準備をする事を心がけましょう。防御だけでのFatigueはこのデッキではほぼ不可能です。一旦AAを打ってテンポをとる事ができれば20点差くらいをひっくり返して勝つ事もできます。

・7コストAAがアーセナルに設置してある状態で、青ピッチ1枚手札に残してターンが回ってきた時、ハンマーを振りたくなりますが、AAを打てる状況を作る事を優先する為、Seismic Surgeを作ってください。とにかくAAを打てる隙を作る事に集中してください。青2枚余っている場合や、AAの準備ができていない段階ではハンマーを振ってください。4点の積み重ねも大事です。

●Dromai

Aggro DromaiとDefensive Dromaiがあります。どちらを使用しているかの判断は難しいですが、割とDromai使いの中でも好みが分かれるようで、どちらもまんべんなく使用している人は少ない印象です。相性はAggro Dromaiが有利、こちらのCrush効果が有効になりにくいDefensive Dromaiは不利です。

【装備】Anothos, Nullrune Hood, Tectonic Plating, Crater Fist, Nullrune Bootsです。Null装備の数は諸説あります。熟練度の高いDefensive Dromaiを使用される方は必ずTomeltaiでNull装備の破壊を狙ってくる為、2枚装備します。型がわからない、またはAggro Dromaiとわかっているのであれば頭はCoPが良いと思います。

【プラン】基本戦略は、特定のドラゴンのみ攻撃して、後はpopしつつとにかく高打点の攻撃をDromaiに仕掛ける事です。優先して攻撃する対象は、Miragai, Passing Mirage, Cromai, Tomeltai, Doracona Optimai, Dominaです、これらは攻撃の手を止めてでも消しに行かないと手に負えなくなります。(もちろんpopできるならしましょう) Zealous beltingとRouse the Ancientsを有効に温存しておいて、攻撃の手を緩めないようにできると良いです。OuviaもAether ashwingが増えてしまうので、可能な限り優先して消してください。(OuviaをAnothosで消す事ができるのがBravoの良い点です)他のドラゴンは基本的にはpopしますが、あまりにこちらの攻撃が弱い場合はKyloriaやVinserakaiを攻撃する事もあります。(基本はDromai本体に対する攻撃の手を緩めたら負けるのでしない方が良いですが、MiragaiやCromaiを置いてからの相手の攻撃の起点になる為)

【Tips】
・Zealous beltingとRouse the Ancientsがキーカードになるので、無駄打ちしないようにしましょう。アーセナルに取っておく事も大事です。

・装備品を使用する場面は、MiragaiやPassingmirageでPhantasm無効になっているKyloriaの攻撃やDust up、Snatchです。

・Ghostly touchとMagemaster bootsを装備していたらDefensive Dromai、Snapdragon Scalersを装備していたらAggroである事が多いです。

・Defensiveなタイプだとわかったら、序盤から無闇にDominateを付けないようにしてください。DRやSand coverが豊富に残っている局面ではほとんどダメージが通らない為、リソースは他に回した方が良いです。(防御に使用したり、Seismic Surgeを作って連続して攻撃し続ける)相手もMiragaiやCromaiをスタッキングする為、デッキ1周目はDRを枯らす→2周目でDominateつけたAAを打ちまくるみたいな立ち回りが理想的です。

・この対面でピッチスタッキングはとても大事ですのでピッチに使うカードはしっかり考えてください。時に無駄にBravoのヒーロー能力を使用する事もあります。後半にPopper 0の手札がくると高確率で負けるので、かならず3枚に1枚はpopperをスタッキングするように心がけます。

●Katsu

基本的には有利と考えていますが、しっかりとした練習が必要です。Comboをしっかり防ぐ事が大事なので、相手の使用したカードの枚数を確認して、Ancestral EmpowermentやBreaking scales, Razor reflexの残り回数などを考えつつ立ち回りましょう。個人的には上手くブロックできると楽しいので好きな対面です。Pummel, Zealous Beltingを抜いて極力防御値2のカードを減らします。DRをアーセナルに置いたり、上手くいけばDominate付きのStarstruckやCrippling Crushで相手の初動を封じたり、デッキ枚数を減らす事ができる為、先攻を取ります。

【装備】Titan’s Fist, Steelbraid buckler, CoP, Tectonic Plating, Crater fist, Ironrot legs.

【プラン】防御になるべく手札を割いて相手のComboを繋げさせないように立ち回ります。特にSurging Strikeはしっかり防御しましょう。こちらの攻撃は無理せず、ハンマーだけでも十分です。ブロックしてもらえれば、1枚デッキを消費させられますし、4点毎ターン与えられれば、基本的にはこちらのダメージが上回ります。Surging Strikeやその後のComboが繋がる可能性がある攻撃に対して、手札やデッキ内にComboカードが十分に残っている序盤ではオーバーブロックする事もあります。防御値2のカードがダブつくとSurging strikeが抜けてしまう可能性が高まる為、上述のように減らしています。

【Tips】
・小太刀は気にせず受けてしまってよい場面が多いですが、Mask of Momentumの能力発動させないように注意しましょう。Sigil of solaceの回復がとても役に立ちます。

・Bonds of Ancestoryまで繋がるとダメージが嵩みますが、Bonds自身にhit効果はついてないので、何を持ってきたか確認して防御札を考えましょう。Bondsのダメージは受けるしかない事も多々あります。(Mask of Momentumの効果発動しそうな時はブロックする)

・Crippling Crush、Star Struck、Spinal Crushは打てそうなら常に狙っておきましょう。ただ欲張りすぎると突然Comboが繋がるので、あくまでも防御優先で動きましょう。

・ARで+1されると(特にAncestral Empowerment)、そのままComboが繋がってしまう事があります。相手の攻撃をhitさせる場合は手札の残り枚数、墓地のAAの枚数、デッキの残り枚数、追放領域のカードに注意してください。勿体無いと思ってもSink Belowなどを使用せざるを得ない場面があります。

●Bravo ミラー

手札の質と噛み合いと練度に依ります。運の要素も大きいので、負けても気に病む必要はありません。Bravoが勝ちます。Blitzよりは先攻後攻はあまり関係ありません。Pulverizeはサイド枚数の問題で採用していませんが、相手は入れている可能性がある為、先攻推奨です。

【装備】Anothos, CoP, Tectonic Plating, Crater Fist, Ironrot legs
サイドは全部入れて大丈夫です。打点を優先するために攻撃的な構成にする人もいますが、どちらかといえばDominateCrushを上手くアーセナルDRでよけつつ後半で捲る戦い方が好きです。

【プラン】ライフと装備を温存しながら、なるべくリソースを無駄にならないよう最大限使用していきます。欲張った攻撃をする為に防御を疎かにすると負けます。例えば、Dominate付きのCrippling Crushが打てる手札であっても、相手のアーセナルにDRが仕込まれていると高確率で通りません、序盤はハンマーやDominate無しのAAを繰り出してヒーロー能力に無駄にリソースを使わない事が大事です。こちらもDRをアーセナルにセットして相手からのDominate付きAAに備えましょう。逆に相手がバンバンDominate付き攻撃を繰り出してきて、こちらが上手く防御できるとリソース差で勝てます。お互い熟練していると、毎ターン0から3程度しかライフが減らず、多少のテンポの移動はありますが、カードをひたすら交換していく事になります。ライフが10〜15程度になったところからDominateを付けてのAAの応酬が始まり、終盤は手札2枚で防御して2枚でAnothosを振り続けて、Dominate付与の攻撃が上手く通った方の勝ちになります。装備品が多く残っている方の勝ちといっても過言ではないので、極力使用は後半に取っておきましょう。

【Tips】
・Pummelは極力CnCと合わせて使用しましょう。特に相手がDRをアーセナルにセットしておく場面が多いので効果抜群です。CoPで逃げられても、装備品を減らしているので打った意味は十分にあります。

・Dominate付きAAを上手く防御してできた隙を狙ってテンポをとるよう意識します。おおよそAnothosの振り合いになりますが、相手がビッグターンのために準備(ブロックにカードを回さない)しているようであればこちらはDRをアーセナルにセットできていると良いです。まあそんなに上手くいきませんが。

・上述のように装備品を残しておく事が大事なので、序盤で使わされないようにしてください。例えばSink Below、Crippling Crush、青カード2枚の時に無理にCrippling Crushを打つとアーセナルにDRをセットできない可能性があります。相手がアーセナルに赤Unmovableをセットしていて手札1枚で躱されると相手にテンポを与えてしまう可能性があります。序盤は特にDRを極力セットしておく事が大事です。

・ミラーの戦い方は人によって違うので、優秀なAAを連続して打つ為に逆にDRを抜いている型もあります。序盤は防御的に立ち回って、どちらか型を見極めてください。

・DRはほとんど1周目に使用する事が多いですが、ピッチが必要なようであればなるべく相手が高打点AAをピッチしたタイミングでスタッキングしておけると理想的です。

●Dorinthea

練習が必要ですが、DRが多ければ多いほど楽な対面です。現在のDefensive Midrange構成だと概ね有利です。2回攻撃を目指すよりも、Overpowerなどで単発の打点を上げるタイプの方が得意です。手札の読み合いなので、相手が上級者であればあるほど強いヒーローです。

【装備】Titan’s Fist, Steelbraid buckler, CoP, Tectonic Plating, Ironrot Legs. Decimater Axeを持ったFatigueタイプのDoriもいますが、相手がわかっているようであれば武器をAnothosにしておくと有利に立ち回る事ができます。(デッキを消費しないで6点ダメージを出す事ができるため)

サイドはDRを全て投入して、Zealous Beltingを抜きます。Pummelも抜くと防御が安定しますが、後半差しきれなくなる事もあるため自分は2、3枚残すようにしています。上述のFatigueタイプなら全て入れておくのもアリです。

【プラン】基本的に防御的に動きます。こちらの攻撃はハンマーのみでも構わないです。余裕があればAAで攻撃してもよいですが、あまり欲張らないようにしましょう。ARでの打点上昇が多いため、どうしてもダメージが抜けていきます。ライフを大切にしておきましょう。NAAを使用されてないDawn Blade(ARでしかGAが付けられない)を無視する事と、なるべくアーセナルからのDRで防御する事によってRepriseを発動させない事が大事です。Dori側もデッキ枚数を多くしてくるので、マッチの途中でデッキの枚数差が思うようにつかないようであればAAでの攻撃を増やしてください。こちらのAAは基本的に全て効果的なので、相手に防御を強いる事ができます。

【Tips】
・ライフを減らさない事、Dawnbladeにカウンターを乗せない事が最重要なので、Dorintheaのデッキ構造をある程度把握しておく必要があります。

・GA付与するAAを使用していても、一撃目がヒットしなければ二回目は振れませんので、DRが手札にあるようであれば相手の打点上昇ARを打たせるために手札で防御するのもアリです。

・カウンターが乗ってしまったら全力で防御してカウンターを取り除きましょう。中途半端に焦って攻撃をすると被ダメージが増えてプランに一貫性がなくなります。1回目か2回目か、上手くブロックできそうな攻撃を見極めて、多少オーバーブロックでも良いので必ず止めるようにしてください。必ず1ゲームで数回カウンターが乗る場面が出てくるため、その後の対処が非常に大切になります。

・Dawn Bladeだけで攻撃してきた場合、ARで打点を上げるか、Glint the QuicksilverなどでGAをつけられる事が多いです。アーセナルにDRがあるようであればそのまま手札からブロックしないで、相手の出方を伺ってください。GAのみ付与された場合、アーセナルのDRを使用して防御できるとその後の攻撃の継続を防ぐ事ができます。裏目はOverpowerなどのバフです。こちらにDRがあれば対処可能ですが、ある程度割り切って受けるしかない事もあります。逆に、それ以外で迂闊にライフを減らさない事が重要です。

・EVOでアーセナルのDRを破壊するカードが出たので、あまりアーセナルにDRを置き続けるのは得策でなくなりました。増えるようであれば相手もアーセナルにDRを仕込むのが難しくなるため、Dominate付きの攻撃を増やして少し攻撃的に攻めてもよいかもしれません。

●Uzuri

ARを多用する特性上かなり乗り手に左右されるデッキです。Uzuri側がミッドレンジ構成であれば有利ですが、個人的には乗り手性能が同等であれば五分だと考えています。Defensiveに立ち回り、かつFatigueも狙っていきたいので、先攻推奨です。

【装備】Anothos, CoP, Tectonic Plating, Crater Fist, Ironrot Legs
DRがとても大事なのでフル投入します。相手の打点はそれほど高くないので多少防御値が低くても許容できます。Zealou Belting, Pummelも打つスキを作りやすいのでデッキ全て投入しましょう。

【プラン】オーソドックスなDefensive Midrangeスタイルです。序盤〜中盤にかけて、相手の強力なAAを使用させて、それに対してDRを当てていきます。残りの手札2枚でAnothosを振って攻撃します。後半はピッチスタッキングしておいたAAを連続で繰り出してライフを詰めていきます。ダガーやARによってこちらのライフが減っていくので、Redline型などのアグロ構成であればこちらもある程度攻めていかなければいけません。

【Tips】
・Uzuriのヒーロー能力は使用時に優先権が発生するので、後から入れ替える予定のAAがCnCであってもDRを使用する事ができます。(入れ替えた後は無理)上手く利用してonhit効果を防ぎましょう。

・ダガー振らずに手札を残してAAを打ってくる時は相手のARに注意してください。

・Spider’s biteは手札にAAしかなければ防御しましょう。Spider’s biteを当ててからCnCを使われると嫌なので、相手のCnCの残り枚数を常に把握しておきましょう。

・ダガーの打点の蓄積がバカにならないので、Sigil of Solaceの回復が非常に役立つ対面です。アーセナルに置いておいて、CnCやLeave no witnessを誘ったり、Pummelのブラフにしたりと活躍してくれます。(この点からPummelは終盤まで3枚使い切らずにとっておく事がすごく大事です)

・Shake downは怖いですが、手札に青カードが2〜3枚であれば受けてしまってもハンマーを振る事ができるので受けても大丈夫です。

●Azalea

LexiよりはFatigueしやすいので、基本的にはFull fatigueを狙っていく事ができます。しっかりFatigue対策を取られているようでなければ有利です。先攻をとってStar StruckやChokeslamをDominate付きで打てると楽になります。Tear asunder+Titan’s fistはPerch grapplersで防がれてしまいますが、後述するように攻めるタイミングもあるため、装備品を序盤に使わせておくのは悪くない攻撃です。

【装備】Titan’s Fist, Steelbraid buckler, CoP, Tectonic Plating, Crater Fist, Ironrot legs. 赤UnmovableはLexiと違って非常に効果的なので入れましょう。防御値の低いZealous BeltingやPummelは抜きます。Crush効果のない攻撃はライフで受けられてしまう事とTitan’s Fistでは打点がでないこと、Pummelを付与したAAを打てるほどの余裕は持てない事から、ほとんど防御に使用するだけになる事が理由です。

【プラン】全て相手の攻撃を受け切って矢を打ち尽くすまで耐えます。相手の弓にもよりますが、アーセナルに常にDRを仕込んでおくようにしましょう。デッキ枚数の消費が激しいため、オーバーブロックはなるべく避けるようにしてください。そうでなければ先にこちらがFatigueしてしまいます。こちらの赤AAはCrush効果が全て効果的なため、打てそうなら打ちましょう。Starstruckで防御してSeismic Surgeを出して、Chokeslamをカード2枚から打てたりすると楽になります。

【Tips】
・DeathDealerを装備しているようであれば素直に相手の攻撃に防御を当てていってほとんど問題ありません。Dread Boreの場合は手札からDRが使えなくなるため、DRをアーセナルにセットしつつ、余ったDRはピッチするなどの工夫が必要になります。相手のバフも1枚減る事になるため、アーセナルの扱い方に気をつければどちらの型でもそれほど相性は変わりません。

・Releae the Tension, Remorselessなど、アーセナルからDRを打てなくなるカードには十分に注意しましょう。Dread Boreを使われていると下手すると全く防御できないなんて事も起こり得ます。

・Warmonger’s diplomacyは現在のレシピでは入れていませんが、Azaleaには有効なので、採用している場合には積極的に使用して、できれば次のターンにこちらのAAを繰り出せると効果的です。Full fatigueを狙っていても、何枚かAAを打って防御を強要できるだけで難易度が変わります。最悪アーセナルにDRを置く猶予ができるだけでも良いカードです。

●Dash

現在主流なのはアグロ構成にDRをサイドに採用してDefensiveに動けるようにしたハイブリッドDashですが、まれにDRやインスタントを大量に採用して、Pistolで連続攻撃を繰り出して勝利する事を目的としたPistol Dash(コントロールDash)がいます。ハイブリッドであればDRの枚数から相性は悪くありませんが、DRやインスタントが多くなってくると相性は悪くなってきます。Bravoは1ターンあたりの打点があまり高くないため、完全に守りに入られたり、Crush効果を発動できないようにアーセナルに毎回DRを仕込まれているとAAの追加効果などの強みを発揮できなくなります。こういったコントロール型と言われるタイプはいくつかのヒーローで見られますが、基本的にはFatigueする前もしくは相手の勝ち手段が揃うまでに相手のライフを0にしなければなりません。DashのPistolはアイテムが揃ってしまうと受けきれないため、その前にDashのライフを0にする事になりますが、あまりDRの枚数が多くなるとBravo側は削りきれません。完全に受けに回るタイプのPistol Dashは多くのヒーローの中でも最も相性が悪い対面の一つです。

【装備】Anothos, CoP, Tectonic Plating, Crater Fist, Ironrot Legs
DRとSigilを全て抜きます。純粋に攻撃に特化できるような構成が望ましいです。

【プラン】相手のInduction chamberとPlasma Purifierが揃う前に相手のライフを0にします。防御を考えているとこちらの攻撃が弱くなるため、とにかく一番有効な攻めを優先して、残り手札を防御に回すようにしましょう。

【Tips】
・Bravoと対面する場合、Dash側は9割型Defensiveな構成にしてきます。相手の攻撃はそれほど打点が高くならないことと、Onhit効果を持っているものは少ないので、装備品を使用するタイミングはそれほど神経質にならなくても大丈夫です。ほとんどライフの傘増し用になります。

・通常FatigueデッキはDRをたくさん積んでいるので、序盤はAnothosなどデッキ枚数を消費しない攻撃で相手のDRを消費させるのが有効です。AAにDominateをつけてもアーセナルのDRで防がれてしまう可能性があり、リソースの無駄遣いを避けるため、序盤はDominateをつけない事が多いです。しかしこの対面はとにかく時間が勝負なので、ある程度無理をしてDominateつけてライフを削っていく事も有効に働く場合があります。相手の攻撃はデッキ枚数を消費しないので、こちらが攻撃していかないと相手はFatigueもしません。とにかく揃う前になるべくライフを減らして、揃っても相手に防御を強要できる水準まで持っていくようにしましょう。

終わりに

結果として優勝できたものの、対策をしっかりしたLexiにはあまり勝てず、苦手だったBriarとIyslanderを下しての優勝だったので何が起こるかわかりません。このゲームは運要素少ないと言われますが、実力が拮抗していればやはり運は大事だと思っています。僕自身は競技経験も少ない為、今回の成績は本当に運に恵まれていたと感じています。Fellowsで一緒に練習に付き合ってくれたメンバー様様です。心から感謝しています。

Pro QuestまではLexi天下が続くと思いますが、本当にどのヒーローでも対面やその日のツキ具合で優勝が狙えると思います。EVOの発売も控えて盛り上がっているところですので、Guardianに興味のある方は是非声をかけてください。一緒にGuardianの知見を深めていきましょう!


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