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メシアン(第1旋法)

移高が限られた第1旋法を説明します。
クラシック音楽でも、よく使われる旋法で、ホールトーンスケールとも呼ばれることがあります。

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すべての音が、全音分離れている状態で、鍵盤で表現すると次のようになります。

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通常の、ハ長調の和音、ド、ミ、ソに対して、ソがソ#になっているので、音色的には、不安定なドミナントで、ソ#が導音扱いで、ラになりたがっており、別の何かに解決したい意思が感じられる和音になります。
解決先の調号は、1音上のニ長調(レ、ファ#、ラ)や、半音上の変二長調(レ♭、ファ、ラ♭)あたりでしょうか。

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音楽言語の技法(オリヴィエ・メシアン)

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