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「Cocoon」から「Sango」へテーマ変更し、ドメインも変えた結果

ドメイン変更、テーマ変更
とても不安ですよね。

  • 今までのPV数をキープできるのか

  • サイトデザインが壊れてしまわないか

ドメインやテーマを変えたことがない方は不安になっていると思います。
でも僕はやりました。しかも同時に。

当時は2年ほど記事を書きため、月間30,000PVほどをキープしていたんですが、ドメイン名が気に入らずこれを変えました。
さらにこの機に一緒にと、ワードプレステーマも変更したんです。

今回はどうやってドメインとテーマを変えたのか、その結果どうなったのかというあたりを紹介していこうと思います。

今まさにドメインとテーマを変えようとしている方は、僕の体験談なので参考になると思います。

この記事でわかること

  • CocoonからSangoへのテーマ変更方法

  • ドメインの変更方法

  • 2つを同時にやるとどんな結果になるのか

なぜドメインとテーマを変える必要があったのか

まずはテーマを変えた理由から話しましょう。
当時僕はCocoonという無料にしては、かなり優秀なワードプレステーマを使っていました。

その仕様には満足していましたし、不具合もまったく無かったです。
しかしある日「Sango」という、僕のセンスにどストライクのテーマを見つけてしまったんです。

それはもう見てもらえば分かります。
https://saruwakakun.design

このデザイン性に惚れてしまい、テーマ変更をすることにしました。

次にドメインを変えた理由です。
正直ドメインは変えたんですが、変えた理由はただ自分の気持ちの問題です。

というのも途中で屋号を変えることになり、ずっと古い屋号を使ったドメインだったのですが、その状況に居心地悪さを感じたんですね。

もうこの名前で事業をやってないのに、いつまで古いドメイン名を使っているんだ。ここに気持ち悪さを覚えました。

ただこれは本当に迷いました。
ドメインを変更すると、どうやらGoogle検索の評価が"0"になってしまうとのことでした。
つまりGoogleから検索されなくなり、収益が落ちるということです。

自分の気持ち悪さだけで、収益を犠牲にするのか。
悩んだのですが、もっと深く調べてみるとどうやら以前のドメイン評価を引き継いだまま、新しいドメインに変更できることを知りました。

これだ。
やり方はまだ分からないが、できそうならやってみようということで、ドメインを変える決意をします。

先に言いますが、ドメインなんてただの名前です。
自分が気にいるかどうかが重要な気がします。

ドメインとテーマを変えた手順

では僕がやった手順をすべて教えます。

1.ドメインを作る

まずは新しいドメインを作りました。ちなみに今のサイトはこちらです。
https://kake84.net

ドメインを買う場所は別にどこもいいです。

2.テーマを買う

Sangoを買いました。
Cocoonは無料だったのですが、こちらは11,000,円です。
買ったらすぐにダウンロードします。

3.新しいサイトを立ち上げる

Sangoと新しいドメインを紐づけました。
やり方はいろんな所に出ているので省略します。
かんたんに言うと新しいドメインとテーマで、全く新しいサイトを立ち上げたんですね。

4.新しいサイトをデザインする

 Sangoと新しいドメインで、全く別のサイトが完成しました。
これがこれから使っていくホームページの原型です。

ドメインの引き継ぎは後からやるので、とりあえず自分好みのサイトに仕上げます。
コンテンツも後で着手するので、まずはトップページなどを仕上げます。

5.非公開でコンテンツをすべてコピーする

古いCocoonのホームページに戻り、固定ページ、投稿ページ全てのコンテンツをコピーし、新しいSangoのコンテンツを作っていきます。

プロフィールとか記事をコピーして、Sangoで新規作成し、ペーストしていくイメージです。
そのままだとデザインが崩れるので、一つ一つ細かい修正が必要です。
この作業はかなり時間がかかりました。丸々1ヶ月は使いましたね。

このとき重要なのが、必ず「no index」で作成していくことです。
no indexとはGoogleの検索に載らないようにする処置です。

Sangoだと「SEO設定」からnoindexをかんたんに設定できます。必ずここにチェックを入れておきましょう。

もしそのまま公開してしまうと、全く同じ内容の記事がネット上に2つ存在することになります。

これは模倣と見做され、Googleの評価をすごく下げてしまうらしいです。
noindexにすれば、この問題は解決できます。

全てのコンテンツのコピーが完成すると、Googleには認知されない、全く新しいコピーサイトが立ち上がっている状態になります。

6.リダイレクトの設定

これが一番大事です。
リダイレクト。

これは古いURLをクリックすると、新しいURLへ自動で移行してくれるシステムです。
リダイレクトを設定することにより、Googleからは「この古いサイトは新しいサイトへ移行された」と認識されるようです。

逆にリダイレクト設定しないと、先ほどの通り模倣サイトと認識されるようです。

CocoonからSangoへのリダイレクト設定方法

Cocoonにはなんと、標準でリダイレクトの設定機能がついています。

この赤枠です。
「リダイレクト」と書いてありますね。
ここに新しいサイトの飛ばしたいURLを貼り付ければOKです。

これで古いURLをクリックすると、貼り付けたURLへ飛んでくれます。
ぜひ一度試してみてください。

サイトのトップページに関しても同じです。
僕は固定ページでトップページを作っているのですが、Cocoonの方のトップページのリダイレクトに、新しいドメインを貼り付ければOKです。

ここまでやれば、古いサイトは表示されなくなるのですが、念のため古いサイトも1年くらいは削除しない方がいいそうです。

7. noindexの解除

リダイレクトを設定すればnoindexのチェックは外して大丈夫です。
Googleには「古い記事から新しい記事に移行する」と認識されていますので、特に悪い影響は無いはずです。

8.サイトマップの提出

次にGoogle consoleを開き「プロパティを作成」で新しいドメインのホームページを登録します。
これもやり方は調べれば出てくるので割愛します。

Google consoleのサイトマップに、新しいホームページを登録します。
サイトマップとは、Googleに『新しいホームページが登録されたよ』とか『記事が作成されたよ』というのを知らせるものです。

絶対に登録しておきましょう。
プラグイン「Google XML Sitemaps」を使うとすぐに、サイトマップが作れます。

9.見直し

最後に新しく完成したホームページを確認します。

確認することは

  • 古いURLから新しいURLへ、すべてのコンテンツで飛ぶようになっているか

  • デザインの崩れはないかです。

ドメインとテーマを変えた結果

では以上が僕が実際にCocoonからSangoにテーマ変更し、さらにドメインも変えた方法です。

ここからは変更前と変更後でどんな変化があったのかを、いろんな角度から紹介します。

1.PV数の変化

2021年の10月にドメインとテーマを変更しました。その当時は3万から4万PVを推移していました。

2021年9月
2021年10月

そして11月からは新しいホームページに生まれ変わるのですが、その結果がこちらです。

2021年11月

PV数は16,255、ユーザー数も5,519なので、だいたい半分まで減少してしまいました。

その後も12月PV:16,377、1月PV:15,629と前のPV数まで復活することは無かったです。

2022年6月

最新のPV数も23,488といまだに3万PVには及んでいません。

2.ドメインパワーの変化

ドメインパワーとは、検索エンジンからサイトがどれほど信頼されているかの指標です。
それを計測するサイトをよく利用するので、結果を教えます。

まず変更前のデータです。

2年2ヶ月の運用で15.8でした。
続いて変更後のホームページの評価を見てもらいましょう。

2ヶ月目のサイト評価

最初はやはり以前を下回り、11.9のスタートでした。
しかし4ヶ月目には12.9まで伸びまして、最新のデータは9ヶ月の運用で、すでに17.8を記録しています。

4ヶ月目のサイト評価
9ヶ月目のサイト評価

3.サイト表示速度の比較

最後にホームページが表示される速度を新旧で比較します。
じつは早く表示されるほど、Googleからの評価も上がると言われており、これも大事な指標となっています。

・変更前の表示速度

旧:スマホでの速度点数
旧:PCでの速度点数

・変更後の表示速度

新:スマホでの速度点数
新:PCでの速度点数

さすがSangoと言ったところでしょうか。
表示速度は大幅に改善することになりました。

ドメインとテーマを変更してどう思うか

ということで、CocoonからSangoにテーマを変更し、さらにドメインを変えた結果でした。

僕はとてもPV数を気にするのですが、この数字を見るとドメイン変更は失敗だったのかなとも思います。

ただ本当にドメイン名が気に入らなかったので、変更したことに悔いはありません。
これから『前の数字を追い越すぞ』という気持ちです。

ただPV数は減ったのですが、ユーザー数は変わっていないようので、上手くホームページ内を巡回させるようにすれば、自然とPVも増えていくのかなとは思います。

表示速度とドメインパワーが上がったのは本当によかったです。
これがSEOに繋がっている感覚はしないのですが、評価が高いのはシンプルに嬉しいですよね。

ドメイン変更を検討している方へ

僕のドメイン変更方法が合っているのかは分からないのですが、やっぱりドメイン変更はリスクがあるのかなと思います。

僕もかなりよく調べまして、『ドメイン変更はPVが落ちない』という記事を読んだんですが、結果はPV半減となりました。

やってみないと分からないんですが、よっぽどの理由がない限り、ドメインはそのままでいいんじゃないかと思います。

今さらドメインから検索する人なんていませんし、ホームページにたどり着くのはGoogle検索か、名刺のQRコードとかですよ。
ドメインなんて気にされないのがほとんどです。

まとめとしては、PV数を気にするなら、ドメインは変更しない方が安全だという結果になりました。

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