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【ワーホリ日記:Day48】友達の優しさに泣く日

10月6日(日)

今日は、ナショナルギャラリーの前のトラファルガースクエアで「JAPAN MATSURI」なるものが開催されている。ということで、行ってみた。

こちらもイベント関係の仕事を探していることもあるので、取りあえず見に行ってコネづくりができればいいかな~くらいの感覚。日本食の出店や、いろいろな企業ブースなどがたくさんあった。個人的にうれしかったのは、ミツカンのブースでエンドウ豆由来のパスタとマカロニ、ビネガーソースのサンプルをがっぽりもらえたこと。驚いたことに、サンプル用の少量ではなく、商品そのまんまもらえて、ミツカンの太っ腹さに頭が上がらない。極貧ワーホリ民にありがたい配給。

ステージ回りをうろうろして、関係者っぽい人をなんとなーく見つけ、そのまま後を追って、「仕事あったらください!!」と名刺渡すことには成功した。突撃すぎるが海外なら許されるだろう。

そんなことやってたら小雨が降ってきたので、ナショナルギャラリーの中へ移動。すると、先日電話しよう、と約束していた友達が「今できるよ!」と連絡をしてきたので、暇だったし電話することに。

この前の金曜日の出来事、ほんとはその日気持ちが高まったときに聞いてもらいたかったが、2日間のうちになんとか落ち着けて、「こういうことがあったんだよね~」くらいのテンションで報告するつもりだった、が、大・誤・算★

中学、高校と同じ学校で、苦楽を共にし、いっぱい恋愛の話もして、一緒に成長してきた大親友みなぞうの声を聞いたらなんか、強がっていた心がほぐされてしまった。ただの報告で済ませるつもりが、感情が高ぶり、電話しながら号泣。ナショナルギャラリーのトイレ前で、泣かせないでおくれよ。あまりにもみじめそうに見えたのか、途中でやさしいレディーが「大丈夫?」と声をかけてくれた、その人の優しさでさらに涙。

みなぞうのちょっと辛かった話も聞いて、40分くらい電話して、「お互い頑張ろうな!」と鼓舞しあった。そのあとは、エネルギー尽きてナショナルギャラリーを徘徊する亡霊と化し、力尽きて座った目の前には、私とは正反対に、力強く後ろ足で立ち上がる馬の絵があった。馬だなあ。くらいの感想しか出てこないくらい、頭がまわらない。けど、なんかずっとその馬を見ていた。

しばらく座っていると、隣に座ってきた50代くらいのおじさんが声をかけてきた。どこからきたの?旅行なの~?みたいな当たり障りない会話をして、「今仕事探してるんだけど難しいんだよね」みたいな相談したら、「この国は最初仕事を見つけるまでは難しいけどそのあとはコネでどうにかなるよ、大丈夫。」と励まされた。ありがとう、フランス出身のマルコ。

閉館時間になってしまい、外に出てまた祭り会場をふらついていると、福島ブースで桃と梨が半額で売っていたので思わず購入。桃£4、梨£3。少し高いけど、買う価値はあると思い自分のために買った。

夜は、久しぶりの登場、香港おじさんエディとご飯を食べる約束をしていた。私の大好きな、台湾料理の店、鼎泰豊へ行った。いろいろ悲しかったり、不安だったり、むしゃくしゃするし、とりあえずいっぱい小籠包を食べて、牛肉麺を食べ、腹を満たして気持ちを満足させた。やっぱり、鼎泰豊はうまい、鼎泰豊しか勝たん。

小籠包、牛肉麺、蒸し餃子などなど

そして、おじさんは優しいから全部払ってくれた。私は、悪く思うこともなく奢られ、満足して、ありがとう!!と開き直った。持つべきものは金がある、おじ友。でも、さすがにちょっと気が引けたので、お礼にあげようと思って買った、先ほどの桃と梨をお裾分けした。

その後、パブでもいろいろ話して、相談して、心にたまったモヤモヤを吐き出した。年上だとまた違った視点のアドバイスもくれたし、とりあえずいろいろ話して、腹も満たして、すっきりして家に帰れた。




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