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【日記】2021/4/15(木)【43歳になりました】

おはようございます。
4月15日は、誕生日です。
43歳になりました。素数ですね。


振り返ってみると、
素数の年って、自分にとって飛躍になることが多い気がしていて、
まぁ、たまたまなんだと思うのですが、
気づくことで、動くと思うので、飛躍したいと思います。

20年前の23歳(2001年, 素数)の時に、
僕は大学を休学して、世界一周の旅に出たのですが、
(まぁ、たまたまなんだと思うのですが、23の国を巡りました)
その頃は、写真にとにかくハマって、
こんなに好きになれるものに初めて出会えたし、
一生、好きであり続けたいな、って思ってました。

と同時に、写真を仕事にするのはどうなんだろう、
好きなものが、好きでいられなくなってしまうんじゃないだろうか。
という、まだ社会に出てない若造なりの想像で、
好きを仕事にすることに、ブレーキをかけていました。

旅の道中(歳は24になり、中米のグアテマラのグアダラハラという街だったと思うのですが)、頭の中が煮詰まりすぎて、好きを仕事にしてみたい、でもしたくない、
嫌いになりたくない、でも自分には写真しかない、ぐるぐる、モヤモヤ、
……パンッ

頭の中で何かが弾けて、
「そんなこと考えてる時間があったら、写真撮らなくちゃ」
って、覚悟が決まりました。

で、旅を途中でやめて、帰国して、
写真の道で生きていくためにできることを精一杯しようと思うに至りました。


それからいろんなことがあり、
29歳(2007年, 素数)の時に、
運よくキヤノン写真新世紀というコンテストで優秀賞(作品はスクールガール・コンプレックス)をいただくことができて、
写真家への道が少しクリアに見えました。

31歳(2009年, 素数)の時に、
はじめて写真集(ソラリーマン)を刊行することができて、
いろいろ頑張った結果、明日出る本で87冊目(素数……ではない)になります。

37歳(2015年, 素数)の時に、
アーティストインレジデンスでニューヨークとアイスランドに滞在して、
作品制作(ソラリーマンとスクールガール・コンプレックス)をしたり、海外に作品を展開していく足がかりとなりました。

41歳(2019年, 素数)の時に、
新しい作品である少女礼讃の撮影に没入して、
自分の中で、作品の三つ目の軸ができて、
写真家としての活動に、ようやく確信が持てたような気がしています。


今日はこれから仕事の撮影なのですが(なぜか誕生日にはよく仕事が入るんです)、
天候も良く、今年はカメラも新調したので、
そうですね。飛躍したいです。

飛躍って、なんだろう……。
それは結局のところ、自分の中での飛躍だと思っていて、
作品が大きく変化(進化)したり、頭の中の霧が晴れて、
クリアになって見通しがよくなったりすることかなと。

今年は9年ぶりに文章の本を3冊抱えていることもあり、
自分の内面と改めて向き合う年なのかなと思っていて、
撮ることでも飛躍したいのですが、
自分を掘ることで飛躍できればと思っています。

写真の道で生きていく覚悟を決めた19年前のグアテマラで、
旅から目と耳を塞いで、ホテルで引きこもりながら、
本を読んだり、文章を書いたりしながら、
不眠に苦しみながら、自分を掘って掘っていき、
ある朝、唐突に朝シャン中に結論(=覚悟)が出たように、
今年は改めて、残りの人生(多分きっと後半戦)について、
考えていきたいと思っています。というか、考えています。


朝コメダで、優雅にお気楽に日記を書くつもりが、
半生を振り返るという壮大な感じになってしまいましたが、
今後とも、よろしくお願いします。


ソラリーマン
スクールガール・コンプレックス
少女礼讃

すべて進化させていきます!

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