#00 なぜバングラデシュ?-にょぎ‐

こんにちは!にょぎどぅー日記の「にょぎ」です。にょぎどぅー日記は、ひょんなことからバングラデシュにしばらく住むことになった仲良し女子大生「にょぎ」「どぅー」の2人が、バングラデシュでの暮らしを通して考えたこと、感じたこと、学んだことを発信していきます。全く思考回路・性格が違う2人が、同じテーマをもとにゆるっと書いていきます。日本に住んでいたらきっと気づかない「日常の当たり前ではなかった当たり前」を発信することで、少しでもみなさんの世界が広がったらな、と思います!

今回は自己紹介がてら、「なぜバングラデシュに?」のテーマでにょぎがまず書いていきますね!



バングラデシュで何するの?

認定NPO法人e-Educationのインターンとして、今年6月から来年3月まで行きます。e-Educationはバングラデシュ含む途上国4ヶ国で「最高の教育を世界の果てまで」をミッションに教育支援を実施している団体です。学歴社会の根強いバングラデシュでは、大学に行くことが多くの若者の1つの大きな目標となっています。しかし、農村部には予備校が少なく、質の良い教育がなかなか行き届きません。そこで、農村部に動画教材を提供することでより大学受験支援を実施してきました。超難関大学のダッカ大学に10年連続で合格者を輩出しています。

私はインターン生として、2010年から約10年間続いてきたバングラデシュ事業の自走化の推進を担当します。自走化とは、ソーシャルビジネスの形で、持続可能かつ発展的な教育プラットフォームを目指すことを指します。
また、もう一つの大事な仕事として、新サービスの市場開拓とセールスも行います。

全然環境の違う、そして全く行ったことのない国でのインターン。「自走化」「市場開拓」など書きましたが、正直まだ全然イメージが沸いておりません(笑)不安もいっぱいですが、まだ渡航までに1か月ほどあるので、できるだけ多くのことをインプットしてから現地で頑張ろうと現在奮闘中です!

テーマは「なぜバングラデシュ?」ですが、「なぜインターンに応募しようと思ったのか?」の方が答えやすいので、いくつかその理由を記していきます。

理由① 無力な自分に対する焦り

自分は、父の仕事の都合で幼稚園、小学校、中学校と、アメリカ、オーストラリアに住んでいました。また、帰国後は私立の中高一貫の学校に通わせてもらい、当たり前のように大学受験をしました。その結果、東京大学に合格することができ、何不自由ないどころか、恵まれ過ぎている環境で育ちました。

そんな私は最初の大学の2年間は自分が恵まれていることにも気づかず、のほほんと過ごしていました。そして、大学3年生になって突如訪れた「就職活動」。ここで、「良い大学」の威力を実感しました。「良い大学」=「良い就職先」。このような仕組みがあるのを目の当たりにしましたし、自分の前にはそのレールが敷かれている。そしてレールに乗る権利を自分は利用できる。
率直に怖かった。自分にそのレールに乗るほどの能力があると思えなかったんです。私、根っからのネガティブなので、「自分に見合う道でない」と、ひっかかってしまいました(笑)

私はおそらく、この後の人生、生活に困窮することはない。ある程度幸せな人生は送れる。

けど、これは全部「環境」があったから。もし、自分の家族が貧しくて毎日の生活を送るのに必死だったら、高校に通わせてもらえなかったら、私はいまこの立場にいない。

私は恵まれた環境に生かされた人間です。環境がなかったら、生き延びるだけの力はあるんだろうか?肩書のないまっさらな自分には何が残されるのだろうか?

就職活動中は、「なんかひっかかるなあ」程度でした。しかし、この問いが自分の中で明確になったのは、某NPO法人でのインターン経験です(どぅーと出会ったきっかけでもあるこの団体の話はのちにできたらな、と思います)。ここで本当に様々なチャレンジの機会をいただいたのですが、自分の実力・責任感・オーナーシップの不足から、頑張り切れないことが大変多かったです。今までは後ろ盾がしっかりとあったから、困ったら誰かに頼ればよかった。だからこそ、一人で何かをやらなければいけないとき、そしてつらいときに逃げ出してしまいました。

「やばい、一人じゃ何もできない」

自分の無力さを痛感したと同時に、「誰かに頼ればなんとかなる」「自分は最低限やれば大丈夫」の精神が自分に染みついていることを自覚しました。自分自身がやらなければいけないチャレンジングな環境に飛び込まないと、この自分の根性なしの部分は変わらない。その焦りからe-Educationのバングラ事業インターンに応募しました。

理由②アジア新興国の可能性

じゃあ、その中でもなぜ挑戦の場がバングラデシュだったのか?

ここには自分が大学1年生のときに訪れたインドネシアでの経験が大きいです。
インドネシアには、ほんの2週間しかいませんでしたが、この経験は私の途上国や新興国のイメージをがらりと変えてくれました。それまでは途上国や新興国は「かわいそうで」「助けられる対象」である、と思っていました。しかし、現地の人たちは自分たちのことを「かわいそう」だと思っていない。むしろ、これから先の未来に対する熱量の高さに驚かされました。そこで、アジア新興国での可能性のワクワクに惹かれました。

バングラデシュはまさに、今、成長が著しい国です。だからこそ、可能性に満ち溢れています。しかし、その経済発展の影も忘れてはいけないです。数多い社会課題に向き合いながら、どう発展していくことが可能なのか、これを自分の足で確かめに行ける場所がバングラデシュである、と思いました。

そんなバングラデシュ、そして経済的プレゼンスの高まり続けるアジア地域において、日本人である私はどうかかわっていけるのか。何ができるのか。この疑問と向き合ってさらに深ぼっていけたらと思います。


自分の意気込み表明みたいになってしまいました(笑)
今後はもうちょっとみなさんの世界を広げられるような、そんな発信をしていきたいです!ここらへんでどぅーにバトンタッチしたいと思います🔥


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