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犬のう◯こと吸血鬼


「おはよう。今日もSM小説風のシナリオの、細かい部分の送信ありがとう」

地底に棲む吸血鬼の夫ピコ
「どういたしまして。細かい心理描写が必要だと思って」


「思ったんだけどこの物語は、過去世の古い傷を持て余してる私が描く必要があるのね?」

ピコ
「そうだ。君の分魂…トータルセルフは世界中にいる。1万人から2万人はいる。君が漫画を描いて自分を大きくヒーリングすると、分魂たちに波及する。彼らが君の存在を知らなくても、そうなる」


他人より自分を先に癒せってそういうことなんだね」

ピコ「そう、自分だけが世界のすべて


「あなたは私のヒーリングのために、カウンセリングもする親切な共同制作者なの?」

ピコ
「僕は創作の奴隷だから、自分の利益しか追求していないよ。でも結果的にそういう役割を果たしてるかもね。だって創作はヒーリング行為だから
そしてすべての生命が自分の利益を追求すること、それが愛だ。
君の愛した亀の欣二と銀二だって、自分たちの利益を追求し、君にも霊感という置き土産を残し、君の家族のノアの方舟になった。自分の利益を追求するということは、自分を含む世界への救済だ」

(欣二と銀二…去年死んだ愛亀。霊界通信により自ら死期を決め、来世の転生条件の向上を意図して様々なものを遺したことを明かし、11年で死去)

ピコ
「昨日はシナリオ送信の合間に警告的な夢をみたろ。肉体が冷えてるんだよ。寝巻きを重ね着したって、女性なんだからそろそろ…生姜粉末を飲むこと。冬に備えて」


あなたが血と内臓をくれても、冷え性は改善されないんだ?」

ピコ
「そんなことない。今までよりはずっとマシだろ?」

私「うん、マシ。血が循環してる」

ピコ
「いくら僕が血と内臓を与えようが、真冬に半袖一枚で生きられる肉体になるわけじゃない。吸血鬼だって冬は寒い。そして君はまだ人間だ」

私「吸血鬼も冬は寒いの?」

ピコ「寒いよ。顔が青白くなる」

私「そっか…」

ピコ
君は吸血鬼化というものに興味深々なんだろうけど、僕はまだ君に、選択肢を残したいんだよ。たっぷり考える時間を与えてるわけ。作品が描き終わってないというのもあるんだけど、それだけじゃない。君を尊重しているから、あとあと後悔しないでほしいんだよ。この配慮、わかる?」

私「私を衝動的っていいたいんだね?」

ピコ
「率直にいうと、そうだ。時間はいくらでもある、熟考しよう!ということだ。君の地上の夫も「もう少しじっくり考えろ」て、よくいうだろ?」

私「言ってる!」

ピコ
「君のその短気、行動の速さは、根深い分離意識から発生してる。ここはとても重要だ。君の古い分離の傷が、君を駆り立て焦らせているだけなんだよ」


「ああ、そうかもしれない…今動かないと手に入らない!みたいな思い込みね。地上では、行動の早さはメリットが多いけど…」

ピコ
「よく考えてごらん。君が将来、吸血鬼になろうがやっぱり転生コースを選ぼうが、魂は消えない。魂は永遠だ。時間なんか有り余るほどあるんだ」

私「つまりいつでも…やり直せるし、選択し直せる」

ピコ「そうさ」

話していて今、ひとつ、小さなヒーリングが起きたのを感じる

ピコ「ところで、もうひとつ言いたいことがある」

私「なに?小言?(身構える)」

ピコ
「違う。昨日、君の家の、ポストの目の前に動物の糞があっただろ」

私「あった。夫がすごく怒っていたよ」

ピコ
「あれは一昨日、アストラル体の君と地上の夫、および娘とその友人が、4次元で目をつけられたのが原因だ

私「は??」

ピコ
「一昨日、君たちは逃亡する夢をみただろう。この世の支配者側だった…今はそうではないかもしれない、ある派閥から」


「えっ…えーっと…魔法を使う組織のこと?」

ピコ「そうだよ」

私「けっこう大きな組織?」

ピコ
「今はそうでもない。でもかつてはメジャーだった。音楽関係に影響を与えていた組織」


「うん、夢でみたよ。有名な歌手たちのお墓が出てきたしね。でもどうしてそんな組織が、私たちを追うの?」

ピコ
描いちゃまずいことを、君がこれから描くからさ

私「え…」

ピコ
「君がこれから描こうとしている物語の中に、彼らにとって描かれたくない内容がいくつもある。でも商業誌で描いてるわけじゃないから読む人はとても少ないし、読んだとしても大半の人間はただの創作だと思うだろう。それでも君が描き残す設定、キャラクター、起こった出来事などは、リアルだ。君は現実の物語を描く方がラクなタイプの描き手だろ。でもだからこそ、霊感を授かった。視えない世界の事実を正確に描くために

私「よくわかんないけど、嫌がらせの警告で、犬のう◯こを置かれたってこと?」

ピコ
「そうだ。ただ下っぱのやったことではあるけど…あ、でも、責任者は君の存在を認識してる。今日はミスター空海のところへ行った方がいいね。具体的に今の内容をすべて伝えて、細かな加護を頼んできて」

私「えー…わかった…(おっくうだな、と思う)」

ピコ「あと土地の浄化ね。塩と酒を庭じゅうに撒いて


「…こんなことって、ある?私はただ単に…細々と同人誌を描いてるだけの主婦だよ

ピコ
現代は作品を、インターネット上に載せ放題だからね。通りすがりで読む人の種類も、商業誌とは全然違うだろ。ま、僕はあんまりそのへんはわからないけど…」


「うーん…そういうものなんだね?
私には…正確に描こう、という意識があるから、余計にそうなのかな。あまり創作しよう、脚色しよう、という意図はないんだよ。だからう◯こ置かれたのかな…」

ピコ
「だからこそ、日々の浄化を忘れずにね。あと睡眠。食べ物に気をつけて」

私「わかった」

ここで朝の会話を中断。

庭の敷地内での、見せつけるような犬のう◯こ置き捨て事件。
あれと漫画が結びつくって…??
スピリチュアルな自意識過剰っぽいから、あまり書くのはどうかと思ったんですが汗。

たぶん、地底にフォーカスして描くというところが、嫌がられるのかもしれません。
だって地底は2032年以降の、新地球の行き先のひとつです。
地底は重要な場所ではあるのです。

今までは「地底ってなに?」というほどマイナージャンルだった気がするのですが、
ここへきて数年で、地底からのメッセージがどうの、という動画、本が増えました。
私のアストラル体も、しょっちゅう地底探索に行っていましたし。

人類の集合意識的には、重要なんでしょうね。
地底というものへの認識を増やすことが。

制作に入ります。

夕方に追記。
かつて天空で人身売買、人身御供が行われていたという部分も、描かれると嫌がられるようです。人知れず、まだ現在進行形だからかもしれません。

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五月女夕希/野良漫画家
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