自分だけ楽になりたい人

 罪悪感を感じつつも相手への思いやりが欠けていて、ただ自分自身の罪悪感を払拭したいと考える人の言動や特徴には、以下のようなものが見られます。

  1. 謝罪の焦点が自分に向いている: 「ごめんなさい、こんなことをしてしまって辛いんです」といった形で、謝罪が自己中心的で、自分の感情や負担を軽減することが主な目的になっていることがあります。

  2. 相手の感情を軽視する: 相手がどれほど傷ついているか、どれほどの影響を受けたかを理解しようとせず、自分の罪悪感だけに集中しています。たとえば、相手がまだ怒っているのに「もう許してもらえないかな?」と急かすような態度を取ることがあります。

  3. 責任回避の言動: 自分の行動の責任を認めたくないために、言い訳をしたり、他人や環境のせいにする傾向があります。「仕方がなかった」「状況がそうさせた」といった言葉を使うことが多いです。

  4. 表面的な謝罪: 言葉では「申し訳ない」と言いつつも、実際の行動や態度に反省が見られない場合があります。謝罪が形式的で、相手の気持ちに寄り添う姿勢が欠けているのが特徴です。

  5. 問題の早期解決を望む: 早く罪悪感から解放されたい一心で、問題を早く「解決」したいという意識が強いです。これにより、相手がまだ解決していないと感じているのに、自分だけが「もう解決した」と考えてしまうことがあります。

  6. 感情的な反発や被害者意識: 相手が自分を責めると、過度に感情的になり、「そんなに責めなくてもいいじゃないか」と逆に被害者意識を持つことがあります。これは、自分の罪悪感を感じたくないために、自己防衛的な態度を取る結果です。

 このような言動や特徴が見られる人は、自己中心的な動機から行動していることが多く、相手への配慮や共感が欠けていると考えられます。

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