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日記「戻り梅雨」

今朝ももれなく頭痛がするが、狂ったようにせっかちだった夏ははりきりすぎてお疲れのようで、頭痛も耐えられるくらいの気温。

5月の半ばに捻挫した右足首がなかなか完治せず日課のウォーキングもお散歩も思うようにできずにいる。久しぶりに少しだけお散歩するとせっかちな夏が木々をこんもりさせ、川沿いの遊歩道が木のトンネルになっている。湿度の多い風でも緑と土と水の香りをめいいっぱい身体に取り入れる。気持ちが良い。

頭痛が少しずつ遠のいて午後、気づけば雨がぱらついてきた。夏前特有のゲリラ豪雨。地球温暖化の影響なのかここ十数年は、昔のようにしとしとと風情ある梅雨がなくなりつつある。時期に紫陽花にかたつむりがはう事もなくなるのかもしれない。今年は早くに紫陽花が焼けこげたように枯れてしまった。しとしと降る梅雨を懐かしく思う。紫陽花の花や葉が艶やかに濡れてしっとりするような雨。

耳たぶにときたま
妖精がきてぶらさがる
虻みたいなものだが 声は静かだ
(いまなにをしているの?)
街に降る雨を見ている

辻征夫の「雨」の冒頭。私は梅雨の雨を連想する。

頭痛も治まり雷雨の夜。一日の終わりに今日は何かちゃんとできた事があるだろうか。郵便局で用事も済ませたしコンビニで支払いも済ませた。明朝のお弁当の仕込みもできている。今月も無事に現代詩手帖の投稿詩をポストに投函できた。うん。良き良き。

明日も曇天と豪雨の一日だろうか。雷雨で窓は開けられないけれど、明日の朝はあの大きな声の鳩の鳴き声で目を覚ましたい。

#日記
#戻り梅雨
#雷雨

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