見出し画像

M-002 嘘こきシリーズ 嘘のわたしが達成した成功?をぶち壊した本当のわたし

今日は、嘘こきシリーズ!
なんだかこのnote。書き始めたら1人大暴露大会の様相を呈している。

ちなみに今のわたしはこんなひと⬇︎。誤解なく(笑)

息するごとに「わたし」になるひと。人生最大の功績は「キャハハ♪」感度の搭載に成功したこと。お気楽そうな「キャハハ♪」感度は、哲学/心理学/娘たちをベースに、美味しい物/ドライブ/ファッション等で構成。わたしはわたしの世界を闊歩して遊ぶ!しごとは、誰かの世界観を無敵にすることかな。

ここでいう「キャハハ♪」感度は無敵な世界観に欠かせない最大の功労者で、わたしの中にノーベル自分賞とかなんとかいう、そんな世界的権威な賞があるとしたら、同じレベルで功績を讃えたいモノ。無敵な世界観についてはJ-001 世界観を無敵にする!で書きまくっているので、ご興味あればぜひ♪

そんなわたしになるまでには、かなりの嘘こきを解消してきた。→嘘こきについては、ちょっくら長い自己紹介 や、M-001 嘘こきシリーズ 犯罪者?になって剥がれ落ちたわたし なんかで書いています。

▶︎嘘こき人生のはじまりは、可愛げからはじまった処世術

嘘のわたしが達成した成功?をぶち壊した本当のわたしの話なのだけれど、簡単にいえば、「良い子と思われたい!」「お母さんに褒められたい!」がはじまり。
そう…誰でも子どもの頃に思うこと…。ですよね。

これがわたしの嘘こき人生の出発点。

そして、起点は日常の何気ないコトからはじまるのも、この嘘こき人生の注目すべきところ。

M-001 嘘こきシリーズ 犯罪者?になって剥がれ落ちたわたしでも書いたけれど、わたしには、3つ上のお猿のように落ち着きのない兄がいた。母は兄ばかりに気が取られ、わたしは幼いながらに察したのだ。
大人しく良い子でいようと。何時間でも家で昼寝して待たされていたとか。今じゃネグレクトになりそうだ(笑)でもまあ、本当に起きずに待っているらしいのだ。

きっと寝ていても察知していたのだろう…。
そんな人の思いを受け取る察知能力は今でも優れているし、実際にそう言われることは多々あるし、その察知能力のおかげで、人間関係の中にあるトラブルメーカーをすぐに嗅ぎ分ける嗅覚も優れている。

とまあ、説明が長くなってしまったけれど、兎にも角にも「良い子と思われたい!」「お母さんに褒められたい!」という可愛げからわたしの人生はスタートした。

兄は日曜日に、小学校の校庭で少年野球を習っていた。父は土日が休めない仕事で、わたしは母とその兄の野球見学をするのが毎週の日曜日の過ごし方だった。

そんなわたしを母は、可哀想と思ったのか、つまらないばかり言うわたしが鬱陶しかったのか、同じ時間帯に体育館でやっているバスケのチームに入るようにすすめた。母としては一石二鳥だ。

このバスケを始めたきっかけについては、大人になって母との記憶のズレが凄まじかったのには衝撃を受けたのだけれども(笑)

わたしは母から勧められて…
母はわたしが自分から言ってきた…

全然違う(笑)

人のコミュニケーションのズレって、こういう記憶違いからよく生まれるし、勝手に思い込んでいるということは多々ある。
だから「聞いてみなけりゃわからない!相手の世界」という標語のようなモノが、この時からわたしの中にベタっとのり付けされた。


▶︎褒められたい!が自分を苦しめる

詳しくは端折るが、バスケの腕はなぜかメキメキと上達した。
自分でもなぜかはわからない。
でも1つ言えることは「褒められたかった」その一心だと思う。

小学校2年生で始めたのだけれど、いきなり8時間のバスに揺られ、親元を離れて山形まで遠征試合に行ったり、静岡、愛知、広島、茨城、全国大会に出場した年は、福岡まで行った。

そんなこんなで、なぜかスカウトまでくる(中学校の先生)
中学校でも、なぜか上達し、高校からもスカウトがくる。都内1位の強豪校からは、スポーツ推薦の特待生扱いだ。

その頃になると、もう本人の意志なんてあってないようなモノ。
周囲の大人の都合でどんどん包囲されていく。
中学2年のときは、関東大会の期間とブッキングして、林間学校に行かせてもらえなかった(悲)本当にこれはマジで悲しかった。

林間学校だよ!
枕投げは?
好きな子との非日常感は?
わたしの青春は??

そうそう、この頃、部活の顧問の鶴の一声で、髪型は強制的に耳出し。
本当、マジで嫌だった。

中学では、テニス部に入りたかった。
個人プレーがしたかったし、エースをねらえ!の藤堂さんのようなメンズがいると本気で思い憧れていた(笑)


それも叶わず、林間学校には行けず、髪は耳出し!
何これ?拷問?

▶︎感情という忘れ物をすることが処世術に

もうその頃から、生きるためにわたしができることは、「感じない」状態を自分でつくることだけだった。

14歳女子。ある日こう悟る…

「わたしはもう、死んだように生きよう」

これ、実にパラドックス的な思考で面白い!と研究材料となったのは
ここから16年以上も先に出会う心理学の世界である。

死んだように ← 死にはしないのか
生きよう ← つまりはどう生きるの?

ってことなんだけど、つまり感情を鈍麻させて生きるってこと。


これ、大人の世界ではあるあるだと思う。
会社や家庭で理不尽さを抱え、でもどうすることもできなくて、一瞬の快楽で忘れたフリをしたり、感情を無かったことにする作業をがんばる的な生き方。


わたしはそれを14歳のときに選択しちまっただ!!!!


それもすべては、可愛げのある処世術を選択した純粋無垢なあの頃から。
そりゃあもう悲劇である。どれだけ悲劇かっていうと…
同情するなら金をくれ!の家なき子的な? ちょっと違うか。
だけど、その頃は家にいてもいつも1人みたいな感じだったもの。一番わかってほしい人はいない。

その辛さを、感情を鈍麻するという方法で乗り越えた?わたし。
そう、嘘こきに拍車がかかる。

あなたの周りにもいるかもしれない…生きるための感情を忘れ物にしたひとが。
それは、もしかしたら可愛げのある処世術からはじまった、悲劇の末路を目指して、今の進行中なのかもしれない。

▶︎どっか〜ん!と非常識をぶちかます!

そんなこんなで、最終的には就職も実業団という道に進み、親を大いに喜ばせることができた。どんなに活躍しても、自慢の材料にはされたけど、褒められることはなかった。わたしの記憶ではね。

で、今はなき銀行各社、生命、証券などなど、名だたる一流企業からお話をいただいた。そんな会社に就職すれば、一生安泰!と母は喜んでいたが…
多分、今残っている会社は1社だけで、他は統廃合しちゃって存在しないと思う。

本当、わたし目線で書いているから、たくさんのお世話になった方々には失礼極まりない話で、超絶申し訳ない気持ちでいっぱいです。

でも書く(汗)

そんな中、選んだ会社は、わたしが少しでもわたしの時間を持てるようにと、チームとしては一番弱い会社に入ったのだけど、入った年から目標が高く変わり、OLしながら部活もやる的なゆるさが消え、寮になり、平日昼間は仕事。夜は練習。土日は遠征。話が違うよ〜と心の叫びなんて誰にも届くわけもなく。

が、もう限界でした。
嘘こきの限界。


今でも覚えています。
会社に行こうとすると涙が止まらなかった。
「わたしという体をつかい、わたしの時間を使い、なんでこんなにも嫌で嫌で仕方のないことをしなければいけないんだろう…仕事するってこういうことだっていうけれど、こんなに辛い人生になんの意味があるんだろう」
はっきりとそう心の声が聞こえてきました。

その瞬間、足が止まり、会社に行けなかった。

そう…無断欠勤です。
それを機に、大勢の方にご迷惑をかけて、会社を退職しました。

▶︎嘘のわたしが達成した成功?をぶち壊した本当のわたし

今思えば、あのときのわたしの心の中に聞こえた声は、魂の叫びだったように思う。誰もが羨む?一流企業に就職し、周囲からは大成功な人生を歩んでいると思われていたけれど、本当は苦しくて苦しくて、感情を鈍麻させ続けて、もうその頃はわたし自身、何が食べたくて、何が楽しくてなんてわからなかった。

唯一、当時つき合っていた彼が、「好きにすればいいじゃん」と味方してくれたくらい。

あの声の主である本当のわたしが、可愛げある処世術からはじまった嘘こきのわたしをぶち壊してくれた。

このあと、期待を裏切られた親からの制裁話もありますが、それはあまりしなくて良い話かな。

これを機に、わたしははじめて自分の意志で働くことをした。
もちろん、辛いこともあったし、リーダーをやらされるのが嫌だったりもした。

でも、ぜんぜん楽勝だった!

自分で選択できる自由。
そこには覚悟と責任がくっついて離れないけれど、潔かった。清々しかった。

とかなんとか言っていますが、このあとの結婚も、子育ても、知らず知らずのうちに可愛げな処世術の影響を受けまくっていたことを身に染みて知ることになるのですが、それはもう少しあとのお話。

こんな風に書いたけれど、これはあくまでもわたし目線のお話で、卑劣な親だったわけではありません。母親なりにわたしを思ってのこと。母の人生背景だって影響する。

今、母親になったわたしにも、そんな熱烈な愛がときおり顔を出し、子どもたちの人生を乗っ取ってしまいそうになるときもあります。

そんなときは、おっとっと!と言って、おっとっとをおやつにする(キャハハ♪)
そんな日々をわたしはこれからも過ごしていくのだろう。


わたしの世界観をデロデロと、キャハキャハと表現すると心に誓いました。サポートをしていただいた暁には、少しでも良い世界観を表現できるよう美意識の向上エネルギーに使わせていただきます♪そして肥えたわたしをこのnoteにまた循環させていきます♪