見出し画像

今日の参拝73 ~バイクのお祓いに行く~

5月8日、僕は、親方に休みをもらって、バイクのお祓いに行くこととした。連休中はずっと肉体労働していたから、骨休めの意味合いもある。
赴いたのは、「須部(すべ)神社」。地元のゑびすさんだ。

バイクのお祓いになんでゑびすさんなの?と、普通は思いますよね。なんでかというと、理由は以下のとおりである。

僕にとってバイクは、30年ぶりに取り戻した、自分の「自由」の象徴だ。ちょうど、そんなタイミングで訪れた冬の須部神社だったのだが、その時に、来たるバイクのために、小さなお守りをいただいた。

その後、バイクの予約・購入や、用品の新調などの折に、いろんなことが、何故かスッとうまく運んだのである。

「何でやろ?」と考えた時に、

「ああ、これは、ゑびすさんのご加護なんだ。」


と閃いた。
なので、バイクが手元に来た時には、そのことをご報告に行こうと決めていたのである。

愛車のスヴァルト君は、まだ慣らし運転の段階。とりあえず1,000kmを走破しないといけない。須部神社への往復は200kmくらいになるだろうから、その意味でも具合がよろしい。
・・てなわけで、朝、畑に水をやった後、僕は出発した。

風が冷たい! おまけに強い!!


この日の最高気温は19℃という予報だったけど、そのとおり。日陰やトンネル内は身体が冷える。

けど、青空の元、古代樹を見ながら流す海岸線は、最高だ!

並行虹!

最後のコンビニで、一応電話する。すると、女性の声で、
「どうぞ。」
とのことだった。良かった。

授与所で受付をすると、「拝殿に上がって待っていてください。」と男性が言う。まずは僕自身を祓うらしい。

待つことしばし。
「お待たせしました。」と現れた宮司さんは、女性だった!

ああ~。電話に出られた方が宮司さんだったのね・・・
ちなみに僕は、女性の宮司さんに神事を行っていただくのは、初めてである。(笑)

祝詞を拝聴する。すごく丁寧な内容だ。
僕自身のこと、バイクのこと、厄災に遇わないこと、そして、家族が平穏無事でいられること・・そういう内容が奏上されている。
なんとありがたいことだろう。

「では、バイクのところへ。」
僕は、宮司さんと共にお祓い所に向かう。

幣でバイクを祓い、散華を降る。
「あら、風が。」
と、愉快な宮司さんである。
なんでも、息子さんもバイクに乗っておられたのだとか・・・(笑)

「では、これで。遠いところ、ようこそお参り下さいました。」
無事に終わったみたいだ。

僕はお礼を言って、最後に境内社にお参りをする。
雪の時期にはわからなかったものも多数あった。

この日僕は、神様に、今の決意を述べた。そして、

「どうぞお見守りください・・」


とお願いした。
この程度のお願いなら、構わないかな、と思って。

もうすぐ日が傾き始める。
僕はエンジンをかけ、神社を後にした。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?