見出し画像

内面に従おう。

一連のスズメバチ騒動。

これには続きがある。

実はハチに刺された時、

今日はもうやめとこうか。


と思ったのである。
スズメバチがいたとなれば、親方は「仕事を続けろ」と言うことはない。
それはわかっている。

だが、ここが最後の長大畦畔であり、仕事を完結させたかったのと、この場に来る親方はじめ従業員の危険を排除したい・・との思いから、その「やめとこうか」を横に追いやって、僕は作業を続けようとした。

少しでも刈り取っておきたい。
僕はポールヘッジ・トリマーとハチスプレーを手にして、農道を降りる。

アタッ!!


何かに足がハマった。
給水バルブのある、コンクリート製の桝だ。
自分で草を刈っておきながら、そこにハマるとは・・・

参考画像

こりゃあ、もうやめとけってことかな・・


そう思った。
・・ここでやめとけばよかったのである。

けど、幸い、ケガになることはなく、打撲程度で済んだことから、僕は再び作業を開始したのである。
・・あろうことか。

細心の注意を払って作業する。
刈り取り自体はなんてことないのだが、ここは「敵陣」なのだ。それが作業が遅々として進まない理由になっている。

細い灌木があった。直径1cmにも満たない、どってことない太さ。ポールヘッジ・トリマーなら、簡単に寸断できる。

僕は、ポールヘッジ・トリマーを振るう。
すると、

バキッ!

と音がして、バリカンが止まった。

何だ??


僕はチェックする。
すると・・・

なんということだろう、ポールヘッジ・トリマーの機構部のケースが破損しているではないか!!
どうやら、中から、何かのパーツがケースを突き破ったようだ。

何が起こった??

むむむ・・・


僕は思った。

神様に強制終了させられたな・・


と。
普通、こんなところ、壊れるはずがない。

堤治神社

僕は観念した。
きっと田んぼの神様は、「やめろ」という内面の声に従わない僕を、こういう形で、強引に止めたに違いない。

ポールヘッジ・トリマー自体は修理が出来そうであったが、嫌でもその場を離れなければならない流れになった。

これは、回避できた「事故」である。
あの時やめておけばよかったし、その気づきがあったというのに・・

近頃、内面の声に耳を向けられるようになっていたと思ったけれど、今回は出来ていなかったですね。「続けなきゃ」ってところに 執着 が発生していたのだろう。

反省。


改めて修行しなおそう。
我が身を振り返るのだ。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?