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草刈り・除草ワールド2022

先週、東京ビッグサイトで開催されたこの催しに参加してきた。
実に3年ぶりである。

この間、経済や社会が大きく変わった。だからこの手のイベントも縮小されたし、何よりも、上京というものが制限されていた。
本当に大きな損失だと思う。

そんなことを考えながら新幹線に乗って、ゆりかもめに揺られて会場に到着。豊富に用意されたセミナーをいくつか視聴しながら、合間に会場を歩く。

ご存じの方はご存じであるが、ここではいくつかの催しが同時に開催される。今年はスマート農業やジビエ、花の関係などなど・・
さあ、どんなもんかと、僕は受付をくぐった。

2日間そこで過ごした結論を言おう。

まだ、本調子を取り戻していない。


率直にこういう感想である。

「草刈り・除草ワールド」に関していうと、まず、出展が以前の1/4ほどだ。ブース数がとにかく少ない。

また、新しい提案がない。
基本的には2019と変わらない内容だ。

そこで僕は考えてみた。これは何でなんだろう?・・と。

一つはシンプルに、まだ「人流」や「経済」が回復していない、という見解。
向こうの人に聞いたのだが、東京は、鉄道なんかの人混みが”ようやく”戻ってきた感じらしい。なので、「経済活動」自体が回復途上、ということ。

二つ目は、ユーザーの「期待」の問題。

草刈り、というのは、難しい世界だ。
どういうことかというと、例えば農家さんは、「草=雑草」をサクっと手っ取り早くやっつける方法を探している。だから、お眼鏡に叶う

ツール


を探すこととなる。
それは機械だったり、薬剤だったりする。
そして、ここに来る。

そんなツールに目新しいものがなかった場合、「期待外れ」という感覚をもつだろう。一定期間、”お眼鏡に叶わない” 同じようなものが出展され続けた場合、足が遠のくことは考えられる。

ただ、ツールがあれば草の問題が解決されるのかと言ったら、それは違う。長くなるから割愛するが、草の問題は、要は、いくつかの手段を組み合わせて、数年間腰を据えて、総合的に対策していくことが必要なのだ。つまり、

サクっとは終わらない


ということ。
そしてこれは、「こちら側」がユーザーに提案しないといけないことなのである。
ユーザーの気持ちはもちろん、よ~くわかるのだが。

僕は思う。

「草」に関心を持つお客さんは多い。それだけ「草」に困っている人が多いということだ。けれどそれに充分応えられない期間が長く続くと、客足が遠のき、費用対効果の問題で、このようなイベント自体が開催できなくなってしまう。これはすごくもったいない。

だから頑張って、毎年何か新しい提案をpushする。そんな「気概」が業界に不可欠ではなかろうか。

同時にこういうことも感じた。

それは、草刈りの局面を、農業とか林業とか、縦割りに考えないほうがいい、ということ。

僕は起業に当たり、「農業分野での草刈り」を考えていたのだけれど、そうじゃなくて、「草の管理」が出来る会社として、農業分野も林業分野も、○○分野も対応できますよ・・という形が正しいのではないかと。

これは、僕の今後の行動に影響を与える。

仲間にシェアして、深掘りしてみるつもりだ。






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