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予祝29
こういうこともあるかも・・
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僕はぼんやり考えている。今の自分のことだ。
幸せ、について。自分は幸せか?
豊かさ、について。自分は豊かか?
だが、思考が続かない。なんか、「そこ」じゃない気がする。
じゃあ、どこなのさ。
御魂 呼んだ?
僕 うわっ!!・・ゴメン、呼んだかもしれない。(笑)
御魂 まあ、いいさ。プチ袋小路だね。先に進むために必要だから、整理してみよう。手伝うよ。
僕 それは助かる。
こうして御魂さんが助っ人にやってきた。
御魂 とりあえず、「今に至った」君が大好きなことを挙げてみてよ。
僕 ん?そうだね。一度棚卸してみよう。
僕は、今の自分に向き合い始める。
僕 ものづくり。古いクルマとかレストアして、もう一度動くようにしたい。
御魂 ものづくり?ハッキリ出てきたね。
僕 そうね。ほんでもって子供達。自分に起因しない原因で夢を追えない子供達の力になりたい。
御魂 それもあったね。
僕 環境。水や森、鳥や植物。そんな中にいつも一緒にいたいな。
御魂 うん。
僕 草刈り!
御魂 それはまあ、達成済みということで・・
こんな会話になって行く。
御魂さんが口を開く。
御魂 ところで・・今君が言った事、何か気付かない?
僕 ん?えっと・・何かな。
どうやら御魂さんは、僕に気付きを促しているようだ。
僕 ・・・
答えは案外すぐに 見つかった。
僕 共通点があるよ!
救う
ってことだ。
そう、僕が「大好き」と思い、やりたいことは、全て、何かを救いたい、ってことだったのだ。
僕 あー
御魂 何よ?
僕 いや、ちょっと意外、って思ってね。
御魂 まあ、今まで気付いてなかったって思えばいいじゃん。
僕 ま、それもそうだね。
僕は納得する。
御魂さんが続ける。
御魂 でね・・
僕 何?
御魂 さっき中途半端でやめたアレ、も一度やってごらん?
僕 幸せとか?
御魂 そう。
んじゃ、やってみるか。
僕 幸せ。うん、僕は・・結構幸せだよ。
御魂 そう?じゃ次。
僕 豊かさ。僕は・・結構豊かだよ!
御魂 うんうん。
僕 ありゃりゃ。これは一体どうしたことだ?
意外な展開に、僕は軽く取り乱す。
御魂 癖・・みたいなもんじゃない?
僕 癖?
御魂 そう。自分は幸せじゃない、豊かじゃない、っていう時期が長かったでしょ、君は。その時に染み付いたのさ、そう「思う」ことが。
僕 そうか。そうだよねえ・・
僕はちょっと過去を振り返る。
御魂 でも、今君はここまで来た。だから騙されたと思って、いっちょリスタートしてみなさいよ。
僕 リスタート?
御魂 そう。君は幸せだ。そして豊かだ。それを
もっと
大きくしていく、って行動に出るんだよ。出来るかい?
これは一つの試練だ、と思う。
僕 わかったよ。
・・その時にはもう御魂さんはいなかった。
ありがとう。
僕は御魂さんに礼を言う。
やはり、「やれ」ということのようである。
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