出雲、出雲 ②
朝のラジオが「出雲」のことを放送している。
夕方のラジオも「出雲」のことを放送している。
置きっぱなしの新聞に「出雲」の記事が出ている。
夜眠れなくて開いた漫画に、「出雲」の文字が躍っている。
これは、もう一度来いってことなんかなあ・・・
僕はそう思い始める。
「そもそも出雲大神宮ってどんなお宮だっけ?」僕は復習を始める。
御由緒、神々、磐座、古墳・・けれど、特に目新しい知見はない。
だが、検索の途中で、別の神社が引っ掛かった。何でも同じ亀岡市にあるらしい。その名は、
出雲神社
巨大な「磐座」があるという。
「磐座・・?」
何となく、磐座というものに焦点が合い始める。
確かに出雲大神宮には磐座が沢山あった。奥宮のクニトコタチも、「御神座」が磐座だったりするのだ。
モヤモヤしていた、そんな明け方。
僕は一度目を覚まし、トイレに行って、再び床に入る。起床にはまだ早い。
ちょうどいい。
僕は目を閉じて、見えない存在に問うてみる。
出雲、出雲と申されましてもわかりません。もっとはっきり教えて下さい。
師匠に言われているとおり、「わからない」とハッキリ伝えてみる。
すると、すぐに丹光が現れた。(驚)
水晶の柱、ってありますよね?あんな形の何かが何本も、横向きに並んでいる。黒いシルエットだ。
すると、その「柱」の背後に赤い光が現れ、次いで、柱は爆発したように砕けて、飛び散った。
・・磐座を集めろ、ということでしょうか??
返事はない。
だが、多分そういうことなんだろうと感じた。
わかりました。
僕は再び「出雲」に向かう。
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